皆さんお久しぶりです。森永です。

琵琶湖一周の記事がまだ途中なのですが、

新しい旅が始まったのでご紹介します。

今回の旅はタイトルの通り

出会った方に連想ゲームをして頂き、

初めの単語「世界」からはじめて、

「平和」の言葉が出るまで続けようというものです。

本当にくだらないですよね。

でも、この旅が終われば、

「世界を平和にすることができた」と

言うことができます。笑

確かに、本当の意味で世界は平和になりはしないでしょう。

でも、僕たちのようなちっぽけな一人一人がつながって

何かを発信できたらと思っています。

誰かに届けばな、と。

連想ゲームの模様はコチラ
http://matsuobasyou.jimdo.com/

2日目の宿が決まり、

肩の荷が下り、仮眠をとる僕たち。

この後待ち受けている出来事を

想像すらしていませんでした。



けんちゃんと2人で寝袋にくるまって仮眠をとっているとき、

僕は早めに目が覚めて、携帯を見つめていました。

あの方々との出会いを思い出していたのです。

そう、昼間、長命寺で出会った、Fさん、Wさん、Kさんのことです。

Fさんの言葉「もし、宿が見つからなかったら、連絡しておいで!」

本当にうれしい言葉でした。

(ありがとうございます。おかげで宿が見つかりました。)

そうだ、けんちゃんが起きたら、Fさんに、宿が決まったことを報告しよう!


そういったことを考えながら携帯を見ていた時でした。

何かドアの外で物音がします。

F.Y.さんが言っていた時間までは、まだ余裕があります。

何だろう???

そう思っていると、次の瞬間でした。

ガラガラ・・・

音を立ててドアが開きました!!

僕は、驚いて、瞬時に背筋を伸ばして、

入口の方を向きました。

すると、そこに立っていたのは・・・

さっき、F.Y.さんと一緒にいた、F.Y.さんのお父さんでした。

僕は、とっさにけんちゃんを叩いて起こしました。

けんちゃんは「何?」と言って目をこすっていましたが、

僕の視線の方向を見て、状況を理解したようでした。(笑)


名前はF.Z.さん。僕は少しほっとしました。

でも、どうしたんだろう?

そう思っていると・・

「おっちゃんにも、旅の話聞かしてくれや」

F.Z.さんは、両手に持った缶ビールを少し上に持ち上げながら

そう言いました。

恰好を見ると、お風呂上りだということが容易に想像できました。

「はい!!(もちろんです!!)」

僕たちはそう言って、寝袋を隅に移動させて

スペースを作りました。

そして、隅に置かれていたテーブルを中心に置き、

F.Z.さんを招きました。

手に持っていたビールを机の上に置き、

「ビール飲めるんやろ??」

と僕たちを見つめました。

僕は、本当のことを言うと、

ビールの美味しさというものを

まだ理解できない未熟者でした。

自宅で、練習をしたことがあったのですが、

コップ一杯飲みほすのが一苦労といったありさま。。

そして、けんちゃんも、隣でひきつった顔を見れば、

すぐに分かりました。笑

ただ、僕たちのことを受け入れ、

一緒にお酒を飲もうと言ってくれたことが

本当にうれしくて、ここは無理をしてでも飲もう、

いや、飲みたい、という気持ちになりました。

それでも、缶一本飲むのは未知の領域だったので

正直に

「僕たち、まだビールの美味しさが分からないんです(笑)。

だから2人で一本を分けて頂きます。」

と伝えました。

するとF.Z.さんは

「そうか」

と言って、部屋に置かれていたプラスチックコップに

ビールを注いで分けてくれました。

F.Z.さんは缶のままです。

乾杯をして、「いただきます。」

そう言って、一口飲みました。

やっぱり、苦くて、ゴクゴクとはいけなかったけど、

この時飲んだビールの味は忘れられないだろうな、

と思いました。


F.Z.さんとは

しばらくお話をさせてもらいました。

僕たちが何を思って旅を始めたのか、

そして僕たちがどんな人間であるのか、

それら全てが伝わったのかは分かりませんが、

お酒を飲みながら、男ばかりで

ゆっくり話をするのは、やっぱりいいな、と思います。

僕は大好きです。笑

最後に、

「そしたら、わしはもう行くから。

ゆっくりしていきや!!」

そう言って、F.Z.さんが立ち上がりました。

「ありがとうございました。」

そう言って、F.Z.さんを見送りました。


2人になると、けんちゃんと

「ビールはしんどかったけど、本間に嬉しいな」

と、話をしました。

そして、けんちゃんに

「昼間、長命寺で出会ったFさんに連絡しよか!」

そう言って携帯を取り出しました。

僕は、電話が苦手で、

いつも緊張してしまうので、

けんちゃんにかけてもらおうか、とも考えましたが、

頑張ってかけよう、と自分に言い聞かせ、

頂いた名刺を見ながら、電話をかけます。

初めての番号をプッシュする時の

何とも言えない緊張感を感じながら、

通話ボタンを押しました。

何回かのコールの後、

「もしもし」

という声が聞こえました。

はっとして

僕も「もしもし」と言いました。

続けて「今日の昼間に長命寺でお会いした森永ですが、、、」

そう言うと、

「森永くん!こんばんは。」

「こんばんは!今日の宿なんですけど、

無事見つかりました!!」

「そうですか。良かったですねー。今はどこにいるの?」

「彦根市の新海町っていうところです。新しい海と書いて・・・」

「そうねんですね。良かったです。ホッとしました。

稲刈り手伝ってもらいたかったんですけど、残念です。」

「ありがとうございます。僕たちも是非お手伝いしたかったです。」

「また、近くに来たときは連絡してくださいね。」

「はい、ありがとうございます。お願いします。」

「それでは、旅頑張ってね!」

「ありがとうございます。失礼します。」

そう言って電話を切りました。


本当にいい人だな、とけんちゃんと

しばらく話していました。

僕たちの旅に賛同してくれ、

連絡先まで教えて頂きました。

僕たちはこのつながりを大切にしようと

話しました。

そして、ここまで2日間で本当にたくさんの方と出会うことができました。

一期一会の出会いばかりで、

僕たちの宝物になっています。

大切にしていこう、とけんちゃんと

何度もつぶやきました。


旅の素晴らしさを感じることができ、

余韻に浸る僕たち。

机の上の飲みかけのビールが

さっきまでの出来事が現実だと

証明してくれていました。






$山脇&森永の旅ブログ~人生 山 あり 森 あり~









そして、この後いよいよ

「宴会」が開かれます!

「宴会」のもようは次回です!!



続く


(続き は近日公開)










本日、

12時15分より、

NHKで、

僕たちが出場したのど自慢が

放送されます!!

よろしければ、御覧ください!!

(※エイプリル・フールのウソではありません)

2日目もついに夕方を迎え、

宿探しを始めた僕たち。

1日目に苦戦した分、2日目は覚悟も決めていました。

初対面の僕たちを泊めてくれる家なんて、

そうそうあるもんじゃないです。

そんな不安を抱えながら、

宿探しは続きます。


爽やかなあの方に再会するため

来た道を引き返し、あの倉庫へ向かうと、

倉庫からは、大きな音がしていました。

おそるおそる中をのぞくと、

さっきの爽やかな方が重機を使って何か作業をしていました。

けんちゃんと顔を見合わせて、

目線で「よし、行くか!」と合図をしました。


「すいませーん」

「・・・」

「すいませーん!!」

「・・・」

「すいませーん!!!!!」

そこで、その方が気づいてくれました(笑)

そして、作業を途中で中断して、

僕たちの方へきてくれました。

「作業中すいません」

その声が妙によく響いたように感じました。笑


その方は、N.H.さんという方で、

僕たちの自己紹介や今回の旅の話を興味を持って聞いてくれ、

なんだか、全てを肯定してもらえた気がして、

心が救われました!!

そして、宿の話をしてみると、

「ちょっと友達に聞いてみるわ!!」

と言ってくれ、

その場ですぐに連絡をとってくれました。

電話をしていただいている間、僕たちは

顔を見合わせたり、倉庫の天井を見上げたりして、

ドキドキしながら待っていました。

Nさんが、先ほど僕たちが話した旅のことや

宿のことを話してくれているのが分かりました。

「そしたらな」

そういって電話は切られました。

僕たちは、つばをゴクリと飲んで、

N.H.さんの方に向き直りました。

すると、

「一応連絡はしてみたから、あとは自分らで頼みや」

「ありがとうございます!」

「多分大丈夫やと思うけど、まだ断定はできひんで」

「はいっ!!」


全てがトントン拍子に進みすぎて、

恐ろしかったです。

「あと、30分くらいで帰ってくるらしいから

それまで家で待ってたらいいわ!」

「あ、はい!」

「ちょっと狭いところやけど、

ついて来て!」

言われるまま、導かれるまま。

そうして、気づいた時には、

座敷に座ってお茶を頂いていました。


なんだか不思議な気分でした。

電光石火のような展開。

昨日の宿探しの苦労を考え、

覚悟を決めていたので

なかなか実感が湧きません。

そして、初対面の僕たちのことを受け入れてくれた

N.H.さんの優しさには、本当に感謝です。


友達の方を待っている間、

大学の話や、スポーツの話、

そして今回の旅を始めたきっかけなど、

旅の詳しい話をすることができ、

本当にうれしかったです。

僕たちは今回、

平凡な日常を変えるため、

そしてたくさんの人と出会うため、

1.移動手段は徒歩or自転車のみ
2.宿泊は民家
3.地図を持たず、道は人に聞く

というルールを設定して

琵琶湖一周に挑んでいます。

そのことを説明すると、

「それ、面白いなー!!」

と言ってくれました。

僕たちのとって、その言葉は

一番うれしい言葉です。

自分たちが面白いと感じることが第一ですが、

客観的な感想が知りたいのも本音でした。

ですので、思わず2人そろってにやけてしまいました。


しばらく話をしていると、

N.H.さんの携帯が鳴りました。

僕たちは「きた!」と思いました。

心の襟を正して、その電話が終わるのを待ちました。

「よし、じゃぁ、行こか」

どこに行くのか、何をしに行くのか

それは言うまでもありません。

いよいよ、勝負です。

どんな方なんだろう?

大丈夫かな?

不安が胸をよぎります。


僕たちは、玄関で靴を履いて、

そして、敷居をまたぎました。

すると、その時、ちょうど

N.H.さんの奥さんが帰ってきました。

「こんにちは」

僕たちがいうと

「こんにちは」と返してくれました。

が、「どなたですか?」という目をしていました。

確かに、自分の家から、知らない少年2人が出てきたら

誰でも驚きます。笑

隣にいたN.H.さんが、事情を説明してくれ、

奥さんのN.S.さんにもサインを頂くことができました。

「ちょっとこの子らを、Fの家まで送ってくるわ!」

N.H.さんは奥さんにそう言って、

「じゃぁついておいで」と言って案内してくれました。

(Fさんっていうのか。。。)

それだけでは何も分かりません。

「もうすぐつくで」

歩き始めて2分もしないうちにFさん宅に着きました。

そこで出迎えてくれた方が、

友達の方なんだということが分かりました。

「こんにちは!」

いつもに増して気合いが入ります。

自分たちからお願いしなければ!(汗)

そう思って、まずは自己紹介からしました。

ただ、「泊めてください」とはっきり言うまでに、

「狭いところやけど、寝るだけなら充分やろ」

と言って、誘導してくれ、

僕たちは「ありがとうございます!!」

と言って、ついて行きました。

それは小屋のような大きさの建物で、

中には床があり、カーペットも敷かれていました。

本当に充分なスペースが確保でき、

ありがたい、の一言でした。


「ここ、自由に使っていいからな」

そう言ってくれました。

サインを頂くと

F.Y.さんという方だと分かりました。

そしてお子さんのF.S.くん、

お父さんのF.Z.さんにもサインを頂きました。


そして

F.Y.さんが

「夜にここで宴会するから、それまでは仮眠とるなりしとき」

と言ってくれました。

僕たちは宴会という言葉に驚きましたが、

「ありがとうございます!」

と言って、さっそく寝ることにしました。

こうして2日目の宿が決まりました。


2人だけになって、

荷物を降ろすと、

宿が決まった安心感と混ざって、

大きなため息がでました。

「泊まって良いよ」と言われることが

僕たちにとってどれだけの喜びか。

その喜びを感じてしまうと、

本当に「ありがとう」しか出てきません。


2日目の宿がこんなにも

あっさりと決まってしまっていいのだろうか。

そう思いながら、寝袋を広げます。

そして、寝袋の中で

喜びをかみしめながら眠りにつきました。

本当に気持ちよかったです。

ただ、F.Y.さんが言った「宴会」が

何を意味しているのかだけが引っかかっていました。。。



次回、ついにその「宴会」が開かれることになります。

そして、僕たちにとって本当にうれしいことがありました。

旅はまだまだ続きます。


続く


(続き は近日公開)












先日3月11日に

僕たちの地元 三重県 伊賀市 で

NHKのど自慢が開かれました。


僕たちも、

のど自慢が伊賀に来ると知り、

はがきを応募していたのです。


すると

はがき審査を通過し、

900組の応募の中から

250組のみが出場できる予選会に

出ることができました!


10日の予選会では、

琵琶湖一周の時と同じ服装で、

大きなリュックを背負って、

旅にちなんで、猿岩石の「白い雲のように」を歌いました!


はがきを応募する時に記入する

「この曲を選んだ理由」には

琵琶湖一周の時に出会った方に、

感謝の気持ちを伝えたい旨を書きました。

予選会でも、本選に出場し、

テレビを通して、

そのことを伝えられたら、

どれだけ幸せだろう、と思って、

一生懸命歌いました。


その思いが通じたのか、

奇跡的に最後の20組に選ばれ、

本選に出場することができました!!


11日の本選では

すごく緊張して、

伝えたいことが伝わったかどうか分かりませんが、

思い切り歌うことができました。


11日は、震災から一年の日ということで、

NHKでは、特集が放送されました。

僕たちが出場した、本選のようすは

4月1日の12時15分から、放送される予定です。


みなさんに、

僕たちの元気な顔を見て頂きたいですし、

このブログのことを紹介できなかった方も

たくさんいるので、

その方には、琵琶湖一周の達成を報告できたらと

思っています。

見苦しい点も多々あるかとは思いますが、

よろしければ、御覧になってください!!