イズムのブログ

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  •  最近、雑学系のTV番組が多くなった。例えば、『ハナタカ優越館』や『林先生が驚く初耳学』とか。インターネットとかで雑学やトリビアをいくらでも仕入れられ、番組制作費が安くできるから増えているのだろう。「ああいう番組でたくさん答えられる人」=「頭のいい人」という認識が、今の中高生の間に(私が思っている以上に)広がっている事に驚く。知り合いの高校生に、「○○って何であるか知ってる?」と聞かれ、答えられなかった時に、やたらと得意げに解説された。それを知っている事はあまり偉い事ではないのでは、とその時に思ったが。 
     今日も飯を喰いながら『ハナタカ優越館』を何となく見ていた。①神社での手水(ちょうず)は左手から洗い、最後は柄杓の柄を洗い、全てを水1杯のみで済ませる。②自動販売機に住所が書いてあるのは、事件や急に病気になった人が現れた時に、警察や消防に自分の居場所を電話で伝えられるように、などの雑学が紹介され盛り上がっていたが、これらをたくさん知ってるかどうかは、その人の賢さの物差しにはならないと思う。 
     わからない事をすぐにGoogleで調べる習慣が、現代人の思考力を低下させている。反対に、一昨年あたりに流行語になった「フェルミ推定」。あぁいう能力が本当に賢さなんだと思う(もちろん、「賢さ」は多義的な言葉で、以下の説明はそのごく一部に過ぎないが)。フェルミ推定という言葉で知られる以前から、このような思考プロセスは、多かれ少なかれ誰しも無意識に日常生活で行なっているはず。 
     フェルミ推定の有名な例が、「日本に全部で猫は何匹いるでしょうか?」という問題。現代人はすぐにGoogleで検索するだろうが、普段から頭を使っている人はおそらく以下のように推察するはず: 
     ①日本人の総人口は約1億2000万人、②1世帯平均人数は3〜4人(夫婦+子ども)、③猫の所有世帯割合は30〜40%、④一世帯平均猫所有数:1〜3匹、平均1.3匹、以上より12000万÷4×0.3×1.3=1170万匹。この結果が正しいかどうかではなく、このプロセスのように論理的に推察する能力が重要で、汎用性が高い「賢さ」なのだと思う。