こんにちは。

やまま＆じゅんこです。

ここのところ、

企業の部課長さんを対象に研修することが多く、

部課長さんの生態(笑)を目の当たりにしています。

部下からの相談の乗り方についても、

不思議な特徴があることに気づきます。

それを、

わたしは面白がって

“解決おばけ”と呼んでいます。

部下との会話から

問題らしきものが聴き出せると

すかさず、

解決策を提示する。

「それは、こうしたらいいよ」

悪くはないんですよ、それも。

でもちょっと

タイミングが早すぎません。

あなたが、

アイデアマンだというのは

わかります。

しかも、

部下思いだということも。

そのアドバイスが、

的に当たるということも

あるかもしれません。

だから、

厄介なんですね。

当たらないことも

あるでしょ。

いや、

その方が多いのでは

ないでしょうか。

それ、

あてずっぽうですよね。

考えてみてください。

誰の問題でしたっけ？

部下の問題です。

そして問題解決の行動をするのは、

当事者である部下本人ですよ。

悪気がないことは、

よーくわかっています。

悪気どころか、

善意だし、接し方は好意的だし、

サポーティブですから。

でも、こういう上司の関りは、

考えない部下を創るかもしれませんよ。

部下に教えるという時代から

主体性を開発する。

そんな時代になっていますよ。

問題解決の当事者である部下に

考えてもらってください。

そうお伝えすると、

あなたは思い出したように

部下に質問をし出します。

それを解決するために

何をしたらいいの？

この問いが、

急に飛び出すのです。

これも

“解決おばけ”の変種です。

相談に来た部下は、

それを一緒に考えてもらいたくって

あなたを頼りにしてくれているのですから。

それに、

これも悪気はないのですが、

問い方や、話の展開によては

パワハラのにおいがしてきたりもします。

急いで解決しようとするのではなく、

問題やその周辺をもっと扱っていきましょうよ。

その問題は、何で問題なのか？

誰に、どこに影響を与えそうなのか？

放っておくと、どうなりそうなのか？

どうして、そう思うのか？

その問題にプラスの側面はないか？

その問題を前にして、あなたは何を感じているのか？

過去にも似たような問題はなかったか？

何が分かると、その問題に意欲的に係われるのか？

どんな状況がつくれると、とりあえずしのげるのか？

ありたい姿をどう考えるのか？

問題や問題解決者である部下にフォーカスすると、

いろいろな問いがあることに気づきます。

このような問いを

投げかけながら、

受けとめたり、

共感したり、

感じをフィードバックしたり

することが、

一緒に考えるということでは

ないでしょうか。

一言で言えば、

問題の構造化です。

というと、難しく映ってしまうけど、

もっともっと問題や問題の周辺を

いじくりまわすことです。

しつこく言います。

いじくりまわしつくすことです(笑)。

その上で、

最後にはあなたの得意の

あの質問をぶつけてみてください。

それを解決するために

何をしたらいいの？

サポートするということの意味合いが

変わっていることに気づくはずです。

やまま

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