アメリカのＩＴベンチャー企業を経営した筆者が語る、創業間もない企業のＣＥＯ体験談。
日本でも当てはまるのかどうか？ それにＣＥＯになることも取締役になることもないけれども、それでもなるほどと思わせるのは、やはり経験の重みゆえかなあ。
特に以下の点は、すごく得心がいきました。
・人を大切にすることは、会社を働きやすい場所にするということ。自分のする仕事は効率的で効果的で、組織にも自分にも何か変化をもたらすとわかっている。それが仕事への意欲を高め、満足感を与える。
・（今は順調でも）物事は必ずおかしくなる。
・マネージャーに、仕事に就いて最初の一ヶ月に何をするか？を問うこと
・リクルートでは、短所のなさを重視しがちだが、必要とする能力に着目すべきである
・定量的な目標についてばかり報告して、定性的な目標を無視していれば、定性的な目標は達成できない。純粋に数字だけのマネジメントは「ぬり絵キット」のようなもの。
・真に優秀なＣＥＯは、組織的問題にあえて困難な答えを選択する。同じボーナスで丸く収めるか、実績を反映して事を荒立てるか、優秀なＣＥＯは事を荒立てる。
・社内の政治的振る舞いは、非政治的ＣＥＯが、意識せずに持ち込む
・社内の争いは、「具体的行動に関するもの」と「能力や実績に関するもの」で対処が異なる。前者は当事者両方から同時に話を聞く。後者で初耳の話は、まずは納得するわけでも賛成するわけでもないとはっきりさせ、自分自身で評価する必要がある。
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