ヤマブロ 早稲田大学ビジネススクールの鬼門
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第1回勉強会

7月某日に、以下の2点を目的にヤマクラの第一回有志勉強会を開催しました。
 -after MBA の知識研鑽
 -ケース討議を通じた、ヤマクラ縦のネットワークを構築



栄えある第一回目の講師は小林こういち氏。
立教大学経済学部卒業後、大和総研勤務を経て、慶應ビジネススクール修了(MBA)。現在、同大学院博士課程にて組織戦略を研究中。組織戦略に関する高度な専門性と同時に、類まれなエンターテイメント性を兼ね備えた、とっても魅力的な方です。


勉強会のテーマはリーダーシップに関する面白いネタで。という幹事の大まかな依頼にも関わらず、レリアンという面白い婦人服の会社のケースを採用して頂きました。


勉強会にはヤマクラの現役生、卒業生が約20名が参加しました。メーカー、コンサル、大学教員、元金融マン、商社マンetc 多彩な顔ぶれが集まりました。初回ということで、顔を出してくださった山田先生も『いいメンバーが集まったねぇ~。』と満足気でした。
〝コの字型〟の事前に指定された座席に各々が座り、卒業生にとっては久しぶりのケース討議。当日に配布された参加者の経歴や自己紹介が記載されたリストのおかげで、初対面同士でもスムーズに打ち解けることができたように思います。各人が参加者の顔と経歴を確認しあいながら、1時間のグループ討議開始。その後、全体討議へ。小林氏の見事なまでのケースリードで、開始から、会場の議論はリズミカルに白熱!現役、卒業生ともにヤマクラ関係者だけに、密度の濃い討議が展開できたように思います。あれよ、あれよという間に90分のケース討議が経過。 講義最後に小林氏がもってきたケースのオチには会場全体が大盛り上がり。非常に有益な勉強会でした。


勉強会後の懇親会も、酒が入って更にいい感じ。脳ミソ鍛えて、酒を交わしての交流と勉強会の目標
は、まずは達成できたと思います。参加者からの反応は上々で、小林氏大絶賛の声と共に、第2回目もすぐに企画して欲しいという声が多く寄せられました。山田先生からも、こういう会なら、講師選定等の協力したいと心強いお言葉を頂戴してます。


ヤマクラの方は本当に勉強好きです。第2回も間を空けずに開催したいと思います。

ヤマクラとは


ヤマクラとは早稲田大学ビジネススクール(WBS)の山田英夫教授が担当する経営戦略クラスの俗称である。


WBSで最も厳しいと言われる授業の一つに、山田英夫教授の経営戦略のクラスがある。同クラスはハーバード方式の本格ケースディカッションを採用したクラスで、経営者に必要な経営戦略のフレームワーク、戦略的思考を徹底的に叩きこまれる。

毎回のケースディスカッション受講前に履修者は、事前のレポート提出を義務つけられる。レポートは山田教授により採点され、授業終了後に返却される。A,B,C,F(失格)の4段階で採点されるレポートで、履修期間中にFを3回取ると、次からの授業には参加できなくなる。つまり、その時点で経営戦略の単位を取得できないことを意味する。毎年、多くのMBA候補者が脱落し、当初40名程でスタートするクラスは期末には30名を割り込むまで減ってしまう。


また、いくらレポートで高い評価を得ていても、ケースディスカッションで発言せずに、クラスに貢献しない者は単位を取得できても、高い評価を得られない。ディスカションでは多くを発言し、山田教授やクラスメイトと激しいディスカッションをぶつけ合い、ディスカッションの質を高めることが要求される。

『一番多く発信した者が、一番多く得られる』という山田教授の言葉通り、クラスメイトや山田教授の反撃というリスクを恐れずに、自らの考えを発信した者が多くを得られる、まさにハイリスクハイリターンのクラスである。


このように非常に厳しく、過酷なクラスであるがゆえに、履修者は日々深夜まで図書館で勉強し、平日は慢性的な睡眠不足に陥る。極限状態の中、クラスメイトと助け合いながら学び、クラスで激しく意見をぶつけ合ううちに、クラスメイト同士、強い絆と信頼で結びつくようになる。


ヤマクラという厳しく、過酷な授業を経験した者は世代を超えて強い結束力で結ばれている。

ヤマクラに卒業という概念はなく、卒業後も勉強会開催等を通じて、常に専門知識をブラッシュアップする機会を設けている。


WBS入学希望者、進学予定者には是非とも履修をお勧めする授業の一つである。

早稲田大学ビジネススクールとは

早稲田大学ビジネススクール(WBS)とは同大学院アジア太平洋研究科国際経営学専攻の俗称であり、米国ハーバードビジネススクール等に代表される経営大学院と同様に経営学修士(MBA)を授与するプロフェッショナルスクール(専門職大学院)である。


都の西北 西早稲田キャンパスに位置するWBSは世界30国から政府職員、高級官僚、大企業の幹部候補が集い、学んでいる。学生の年齢は新卒で入学した学生から上は50歳代と、幅広く、さながら国際ビジネス社会の縮図ともいえる学習環境を有する。平均年齢30歳前後の学生の多くが、大学卒業後数年のビジネス経験を経て、MBA取得を目的にWBSの門を叩いている。卒業生の多くが各国を代表する企業スタッフ、高級官僚、起業家として活躍している。