セミの鳴き声が聞こえ全国の中学校の運動部の3年生が熱くなる7月
「あー、結局背番号貰えなかったー」
「しょーがないよこーすけ、一年ってそんなもんだよ―」なだめる糧己
「まー、そーだな、でもその代わり頑張りが認められたから俺ら総体の補助員に選ばれたんだ!」
「そーだね!、あと桜架だっけ?」
「そうそう」
「で、今日がその総体当日だぁ!」
「そうだ!、しっかりサポートしないと」
「うんうん」
・・・
「着いたぞ―、早く着替えて、補助員の人は着替えたら先生のトコ行って―」部長が話す
「はーい」
「早く着替えよーぜ」
「おー」
「サッサッサ」
・・・
「終わった―!、じゃ―行くか」
「うん、じゃ俺桜架呼んでくる―」
「お―サンキューりょーき」
「おーい、桜架呼んできたよ―」
「おーけー、じゃ行くか」
・・・
「でさ、それで伊藤と﨑山別れたんだよ―」
「へー、そーなんだー、こーすけよく知ってんな―」
「へへっまぁな」得意げな剛輔
「桜架はなんか知ってる?」
「うーん、そうだなぁ・・・」
「あっあったあった」
「何何?教えて」
「あのね・・・」
「うんうん」
「・・・ってことで大多が多原のことが好きって本人にバレたんだよ―」
「へぇー、良く知ってんな―桜架」
「まぁね、これでもケッコ―情報ツウなんだよねー」
「それ自分で言うか―」
「まぁね」
「ははは」笑う3人
「あっ先生来たよ」
「おはよーございます」
「おー、おはよー今日はお前らには得点板をやってもらう」
「得点板ですか…?」
「そうそう、間違えたら結構ヤバいぞ」
「いやいや、プレッシャー掛けないでください」つっこむ剛輔
「ははは、まぁガンバレ」笑う小崎
「はーい」
・・・
「そろそろ、試合始まるね」剛輔が話す
「そうだね」
「これから、千葉市総合体育大会椿花中対草千中の第一回戦を始めます、キャプテン握手」
・・・
試合はテンポよく進み2-1椿花中のリードのまま7回の表草千の攻撃
「うおおぉー後3人でうちの勝ちだ!」興奮する剛輔
「そうだね!めちゃめちゃ応援しないとね!」
・・・
「シュッ」
「パンっ」
「ボールフォア!」
(クソッ!)マウンドを蹴る悠次
「ドンマイドンマイ」
「シュッ」
「パシッ」
(あー、もったいねぇーもう2アウト取ったのに!、1,2塁にしちまった・・・)
(でも、ここ抑えれば終わりなんだ!)
「シュッ」
「パシッ」
「トライクッ!」
(よし、ストライク先行した次も入れる)
「シュッ」「ツルっ」
(あ・・・、やべぇ抜けた…)
力のないボールはど真ん中に吸い込まれていった
「カキ―ン」
快音を響かせた早い打球はセカンドベース横を抜け右中間も破っていった
「ワーッ」観客がの声が聞こえる
2塁ランナーは3塁を蹴りに楽々ホームイン
1塁ランナーは2塁蹴り3塁も蹴った!
「よっつよっつ!」
ボールは中継に渡り素早くホームに投げた
ランナーは滑り込みキャッチャーのタッチをうまくかいくぐった
「セーフ!」
「ワーッ」歓声がもっと聞こえてくる
「スイマセン、タイムお願いします!」キャッチャーが審判に話す
「タ―イム!」
「タッタッタ」内野手がマウンドに集まってる
「ごめんっ!」キャッチャーが真っ先に謝る
「ドンマイドンマイ」
「おい、悠次打たれたことずっと引きずってんじゃねーぞ!」
「うん・・・」
「わかったか?、エースのお前のボールが打たれたんならだれも文句言わねぇていうか言わせねェ!、だから絶対打たれたこと引きずんなよ?その取られた分俺らが取り返してやっから!」
「・・・おう!次でぜって―終わりにする!」
「よっしゃ、締まってくぞ!」
「つばきー!」
「ファイト!」
「ありがとーございました」
「プレイ!」
(よっしゃ、元気でた!)
「シュッ」
「パシッ」
「トライクッ!」
(うおぉぉ・・・悠次の球威が上がった・・・!?)
「シュッ」
「ブンッ」
「パシッ」
「トライクッ!」
(よっしゃー追い込んだ―!)
(サインは・・・高めに全力でストレートかおもしれーじゃん)
「シュッ」
(おらぁぁ!)
「ブンッ」
「トライック!バッターアウト!」
「よっしゃ!」
「ナイピー!」
「よっしゃ!次は4番からだな!」
・・・
4,5,6番と連続ヒットで無死満塁
だが、7,8で空振りとファーストフライ
二死満塁
「9番佐々木君」アナウンスが響く
(うー、緊張する・・・、ヒット一本で負けは無くなるんだ!ぜって―塁出てやる!」
「プレイ!」
「シュッ」
「パシッ」
「ボッ!」
(初球はボールから入って来たか・・・次は入れてくるかな?際どかったら見逃す広く行こう!)
「シュッ」
(・・・入って来た?これはストレート?)
(うっ食い込んできた・・・)
「カン」
「ファール」
(シュートか?、あれがもっと内だったら手ェ出せねぇな…)
(よし、ストレートにヤマ張るか)
「シュッ」
(来た!ストレート高めか叩きつける!)
「カン」
鈍い金属を響かせたボテボテの打球はショートに転がった
(やべっ!くっそぉぜってー間に合ってやる!)
ショートがダッシュしてきボールを素手で捕り素早く一塁に投げた
(おらぁぁぁぁぁ!)
悠次は一塁に全力でダッシュし一塁へ頭から滑りこんだ!
「ダッー」土の音が聞こえる
「ワーッ」歓声が響く
ランナーコーチはセーフのアピールをしている
そして審判の手は上に伸びている
「アウッ!」
「ゲームセット」
(・・・?なんでみんなホームに向かうんだ?まだ試合中だぞ?)一塁ベース手前で止まる悠次
(そうか、負けたのか・・・だったら俺もホームに行かなきゃ)
「3対2で草千の勝ち・・・」
・・・
「あぁクソっ」嗚咽のような泣き声が周りから聞こえる
(あれ?なんでみんな泣いてるんだ?)
(あれ?おかしいななんか涙が出てきた)
「あぁぁぁ」(泣く気なんか無いのに涙が出てくる)悠次から聞こえたのは嗚咽のような泣き声だった
「うぁぁぁぁ」(クソっ!めちゃめちゃ悔しい…!)
「うわぁぁぁぁ!」最初から最後まで聞こえたのはずっと悠次の泣き声だった・・・
つづく・・・
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スイマセン久しぶりの投稿になってしまって
今回は自分も見た総体の先輩の姿
やはり野球は熱いものが込み上げてきますね!
今の自分もなにか熱いものが込み上げてきそうです!
では次回は3年生は引退し新チーム発足ということですね!