こんばんわ、次元です。
昨日、何気なくテレビを見ていたら拡大を続ける都市としてシンガポールが取り上げられていました。
シンガポールは昨年、国民一人当たりのGDPで日本を抜いた唯一のアジア国家となりました。今年は金融危機の影響で成長は鈍化していますが、次々と未来に向けた施策を打ち出しています。
その一例としてグローバル社会を生き抜き、成長を続けているために徹底的に世界中から優秀な研究者を集めています。フランス人やインド人、そして日本人と国籍を問わず集め、成果が出るように徹底的にサポートをしています。日本人の研究者曰く、研究に対するサポート体制が日本と比較にならず、ここ10年間は帰国するつもりはないということでした。
優秀な頭脳を集めることで国際競争力を高める、今後の世界のあり方が垣間見れた気がします。従来の数や量といったスケールメリットを生かした戦略ではなく、質や中身で勝負するようになる、中世の都市国家の隆盛を思い出しました。
しかし、その一方で影の部分もあります。単純労働は外国からの出稼ぎ労働者を使っていますが、そうした労働者の定住化を防ぐために様々な規制をもたらしています。労働者パスは2年間限定で、女性労働者は半年に一度妊娠検査を施すといったこともしています。
また、今回の金融危機ではそうした出稼ぎ労働者はいとも簡単に職を失います。そうした現状にリー・シェンロン首相は、「外国人労働者はバッファー(調整弁)である。」と断言しきりました。一方で優秀な人材は求め続けると。
光が強い分、影も強い気がしますが、日本はこれほど明確な方針は打ち出していません。今後、グローバル社会を生き抜いてくためには、国家として何をすべきか明確にしてくれるリーダーがあらわれることを切望して止みません。
