早いもので、忙しなく過ごしているうちに、2017年も早5日目を迎えようとしています。
慌ただしく過ぎる師走から正月への移り変わりには、なんとも言いえぬ季節感があるように思えます。
小さい頃は家族で江の島神社に初詣に行くのが慣習でしたが、僕が高校に上がるころから家族が揃わなくなり、父が亡くなった今では江の島の「え」の字も出てきません。
家族とて、子供が成人するのにたった20年、その程度の月日が経てば形は変わりゆくもの。
そう思うと無常観という概念が大きく僕の心中に浸食して来るのです。
そんなことをぼんやりと書き綴っていると、幼い日の記憶が蘇ってきました。ふつふつと。
8か9歳くらいの頃、夜、寝る前に「死んだら自分はどうなるのだろう」という疑問を発しました。
自分が自分で「なくなることもそうですが、何より家族との別れが怖くて堪らなかった。
当たり前のようにお父さん、お母さん、兄姉がいて、一緒に暮らしている。
そんな日常にもやがて終わりが来るのだと思うと、もう悲しくて、悲しくて、ひたすら布団の中で
泣いていました。
何がきっかけだったのかは思い出せないけども、きっとあの頃には既に無常観という、人生を儚む感覚が自分の中に芽生えていたのだと思います。
良いも悪いも、そこに「永遠」は存在しない。
それがひいては、「やりたいことをやる」という今の私の生き方に反映されているような気がします。
今や父は亡く、兄姉は家を出てしまいました。
僕とて一度は就職の為に家を出た身ですが、縁あって戻ることができました。
今年62歳になる母は、身体が強い方ではありませんが、今もなお実家のローン返済のために勤務を続けています。
そんな母との時間を、写真家として活動しつつも大切にしていきたいと、そんな気持ちになりました。
とはいえ、仕事が安定したら東京近辺に腰を据えたい自分もいるのですが、、、
ま、この先どうなるかは置いておいて、何気ないこの毎日を噛みしめるように、大切に生きていこうと思う、そんな年明けでした。
今回の写真は、年末に撮った伊豆白浜の海岸です。
この日はとても暖かく、サーファーや散歩の方が多くみられました。
夏の白浜とは異なった趣があってなかなか良いロケーションでした。

