出産について記載していますが、痛みに弱く小心者の私の個人的な感想です。読んでいただいた全ての方に当てはまるわけではありません。
しかし痛みについて赤裸々に記載していますので、この先出産を予定されている方等で不安に感じられる方はここで閉じていただければ幸いです。
それでは①の続きです
その後陣痛はどんどん強くなり、昼を過ぎるとまともに真っ直ぐ寝ていられない。
マタニティクラスで、「陣痛はどんなに長くても1分程度。その後少し休みがあるからできるだけリラックスして次の陣痛に備えること。お母さんがリラックスしなければ赤ちゃんは苦しむ。」と習っていましたが…
その1分がものすごーーーーく長いっっ
‼︎!
というか、どんどん長くなっていって、コレ絶対1分以上経ってる気がする…
そして休息時間3~4分なんてわずかだし、次の陣痛が怖くてリラックスなんて全くできない…
1分間の陣痛が尾を引いて、休息時間もなんだかもうずっと痛い…
陣痛開始から10時間位が経過し、子宮口がやっと7cm開く。
そして医師の刺激により破水‼︎
ものすごく生暖かい水がドバーッと出た感じ。
やっと破水したー!もうすぐ生まれるかも⁈
(冷静に考えりゃそんなわけないんですが…)
と思った矢先、医師から
「まだ7cmなのでもう少しかかります。一般的に破水後には陣痛の痛みはさらに強くなります。まだいきまないように気をつけてください。」
と言われる。
医師の言葉通りその30分後位から、それまでとは比べものにならない痛みがさらに感覚短くやってくる。
助産師さんから「赤ちゃん苦しいですよ!呼吸止めないで‼︎」と軽く怒られる…。
わかってる…わかってるけど、痛くて正気じゃいられない~
‼︎
朝から旦那さまがずっと腰をさすってくれたり、テニスボールで押してくれたりしたけど、破水してからは、男の人が両手で思いっきり押しても、押されていると感じない…
「もっと強く押して~‼︎」
って叫び、さらに呼吸に合わせて押してもらわないとうまく呼吸できなくなる。
吐いてるときに押して、吸うときには緩めてもらう…
これ知ってたら絶対出産前に練習したな
切迫で入院してなかったらマッサージのマタニティクラスに参加してたのに…
痛くて体動かしすぎたせいで、何回もNSTのベルトが外れ、ベビちゃんの心拍数が測れず…
ベビちゃんが心配ながらも、我を忘れてまともな状態ではいられなかった。
もはや自分中心となり、これが産後に後悔する原因にもなりました。
痛みがMAX。
もうこの世のものじゃない、本当に気を失いかけました。
少し前に来た助産師さんから「本当に耐えられなかったら無痛分娩に切り替える方法もある」と言われ…
元々は無痛分娩を検討してた私ですが、「やっぱり一生に一度の機会にベビちゃんと一緒に出産をありのまま受け入れたい」という思いがあって普通分娩を決めました。
でもこのまま耐えても、ベビちゃんが苦しむだけでは?自分の意地だけで苦しめて良いのか?…と、ものすごく悩みました。
旦那さまは私に任せるといってくれたけど、甘ったれの私の性格…これを乗り越えられないと、この先起こる困難も乗り越えていけない気がして、もう少しがんばることに。
🍀16時頃
助産師さんの内診で、子宮口が全開大に。
「お産の準備に入ります!」
この言葉を聞いたとき、
やっときたーーー
‼︎!
早く準備して~~~
と心の中で叫びました。
立会い出産でしたが、旦那さまは一度部屋を出て、準備が整い次第呼ばれることに。
そして先生が登場
助産師さんと看護師さんが一人ずつついてくれて、呼吸法といきみ方について教えてくれました。
旦那が病室に戻ってきましたが、その姿を見てビックリ。
さっきまでの格好と全く変わらずの超普段着。
なんか立会いってもっと手術着みたいの着てやるのかと思ったから…ちょっと驚いた。
🍀いよいよ分娩体制
ここからはとても早かった。
でもベビちゃんの頭が大きくてなかなか出てこれなかったのか、先生から「吸引でお手伝いしますがよろしいですか?」と確認される。
さらに「麻酔打ちますね~」と言われ、あーやっぱり会陰切開か~
なんて思った矢先、チクッ
っと痛みが走る。
麻酔の注射地味に痛い~…
会陰マッサージも早産の危険性がある間はできなかったから、服薬中断してすぐ始めたけど、たった3日間だもんなぁ…
ちなみに会陰切開はいつしたのかわからないくらい、全く痛くありませんでした。
それから何回いきんだでしょうか。
たぶん5~6回位だったような気がしますが、
先生と助産師さんから、
「次で産んじゃいましょう!今までよりも長~くいきんでー!」
と言われ、今残ってる全ての力を振り絞りました
。
3月28日 午後4時37分
第一子である長女が誕生。
身長46cm
体重2424g
生まれてすぐに大きな産声を上げてくれた我が子に、私も旦那さまも号泣しました。
やっと逢えた。
ずっとあなたに逢えるのを待っていた。
無事に生まれてきてくれてありがとうと思ったら、涙が止まりませんでした。
~出産の記録③につづく~
