第2次世界大戦後、長く世界経済の成長センターの地位にあった東アジアだが、高度成長の時代は終わりを迎えている。 域内の各国・地域で少子化が進み、社会は急速に老いている。

 23年の合計特殊出生率が1.20と過去最低を更新した日本。東京都ではついに1.0を割り込み0.99となった。合計特殊出生率は1人の女性が生涯に産むと推測される子供の数を示し、人口の維持には2.1が必要とされる。日本はこの水準を大きく下回るが、それでも東アジア全体で見るとまだマシな数値だ。

 東アジアでは韓国が何と世界最低水準の0.72(23年)。香港は0.77(21年)、台湾も0.87(22年)と既に1.00を下回っているところが多い。中国の毎日経済新聞などが報じるところによれば、中国も22年時点で1.09にまで落ち込んでいるという。

こうした中、足元で外国人労働者の受け入れを拡大している日本、韓国、台湾の3者間の獲得競争が今後一層激しくなることは間違いない。将来的には中国がその争いに参戦する可能性もある。
私は移民には反対だ。中国人の人たちは日本で犯罪を犯しやすい。彼らは言葉の壁もあり、グループで固まって生活する。昔からチャイナタウンが有名だ。日本人と交わるにはモラルを質してもらわないと困る。最近ではトルコ(クルド人)の非道ぶりがニュースになったりしている。だが、これからの日本は人口減少になるので、移民を受け入れざるを得ないのだ。長い付き合いをするには、日本社会の慣習やモラルを守ってもらうために、教育を制度化する必要があると思う。