ついに来た、と言う感じだ。先に行われたパリオリンピックのボクシングの試合だ。
報道によれば、
騒動の渦中にいたのは、ボクシング女子66キロ級のイマネ・ヘリフ選手(アルジェリア)と57キロ級の林郁?選手(台湾)だ。2選手は女子選手として2021年東京五輪に出場した。だが、国際ボクシングっ協会(IBA)での性別適格検査で不合格となったので出場することを疑問視する声がSNSであがっていた。ヘリフ選手と対戦したイタリアのカリニ選手が開始後45秒で棄権した。開始早々強打を浴びたカリニ選手が棄権した後、リングで号泣した。「これほど強く殴られたことはなかった」と。カリニ選手の出身国のイタリア首相のメローニ氏は「公平な試合ではなかった」「男性の遺伝的特徴を持つ選手は女子選手の試合に出るべきではない」と。これに対し出場を認めたオリンピック委員会(IOC)はパスポートに基づき性別を判断したとして出場に支障はない、と反論している。
ヘリフ選手は「私は女性だ」と涙ながらに訴えた。
2選手ともに性の発達が一般の人とは異なる性分化疾患(DSD)の可能性があるとされているが、SNSではトランスジェンダーだと決めつける発言も多くみられるとのこと。
今後もオリンピックやそれ以外の対外試合でこの性別論争は問題になるだろう。
写真は棄権したイタリアのカリニ選手を激励する、メローニ首相。