4月10日の日米首脳会談で連携が表明された、風車を洋上に浮かべる「浮体式洋上風力発電」は四方を海に囲まれた日本には再生可能エネルギーの切り札だ。

これまでの主流だった、風車の土台を海底に固定する「着床式」に代わり洋上に浮かべ浮体式の拡大が見込まれている。日本は国土を海に囲まれているが遠浅の海域が少ないためだ。だが、浮体式は発電コストが高く大量生産に向けた技術もまだ確立されていない。

大手電力、三菱商事、丸紅など大手商社、NTT子会社など14社が共同開発をする、「浮体式洋上風力発電技術研究組合」が結成された。他国に先行して開発できれば、海外展開や国際競争力の向上が見込まれる。期待したい。