国土地理院の地図記号に「滝」がある。小さい滝であれば、図1の通りで、見慣れている。太い眉毛の下におめめが二つあるマークだ。知らなかったが、眉毛は落下点を示し、目は水しぶきを表すとのことだ。また大きな滝ほど目の数が増えるらしい。図2がそうだ。

ところが、温泉マーク図3はいくら湯量が多くても湯気を表す湯気の線は変わらない(^^)。

「日本の川は滝の如くだ」と評したのは明治政府が招いたオランダの土木技師デ・レーケだそうだ。山から海までの距離が短く、のどかな流れが雨で急変する日本の景色を言い表したらしい。ヨーロッパなどに比べると日本の川はその通りなのだろう。ヨーロッパではライン川にしても、ドナウ川にしても悠然と流れている。水源は高いヨーロッパアルプスだが、距離が長いのだ。