第3回グローカルワークショップ ~山口県内の教員・学生向け~
【第2弾】フィールドワーク「山口に残る大内の遺産」
1) 日時:2017/8/11(金・祝)10:30~15:45
2) 場所:山口ふるさと伝承総合センターたくみ館および山口市内
3) 参加者:17名
主催)山口大学教育学部講師 楮原 京子(かごはら きょうこ)先生
講師)山口市文化財保護課 佐藤 力氏
受講)大学教員2名、高校教員5名、県内高校生3名、観光ボランティア2名
サポータ)一般社団法人やまぐちGISひろば事務局 堀 敬史、弘中 淳一、小川 大貴(記)
4) 内容:
①ガイダンス 10:30~11:00
・グループ分け(3班)
・自己紹介
・街歩きの説明
②街歩き 11:00~13:00
・ふるさと伝承センター
・龍福寺(池泉庭園)
・大殿大路
・竪小路
・築山跡
・大内館と築山跡の間に見られる落差
・洞春寺
③GISコンテンツ作り 13:50~15:30
・ストーリーマップ作成方法の確認
・グループごとに新規ストーリーマップの作成
④成果発表 15:30~15:45
・グループごとに発表
【グローカルワークショップ紹介】
http://yamaguchi-gis-hiroba.org/news/20170715_Seminar.pdf
【受講風景】
左:ガイダンス / 右:街歩き
左:GISコンテンツ作り / 右:成果発表
【感想】
本ワークショップは、山口大学教育学部楮原先生のもと、学校の先生方や生徒が地域の歴史を学ぶことのできる場として、またその際に収集した現地の歴史をGIS(地理情報システム)を活用して整理・公表する方法を学ぶ場として、開催されました。
今回は、第1回目(7/15セミナー)で学んだ大内氏の歴史をもとに、実際に自分の目で現地を見ることで、参加者の皆様はよりいっそう学びを深めていました。
街歩きは、山口市文化財保護課の佐藤力氏による先導で2時間ほど大殿地区周辺を散策し、各班で写真やメモの記録を行いました。
街歩き後、第1回目で実施したストーリーマップ(GISの表現方法の一つ)の作成方法を振り返るとともに、街歩きの成果を新規のストーリーマップにまとめました。同じ場所で撮影された写真でも、タイトルや説明文などストーリーの組み立て方次第で違いが出てくるなど、各班それぞれの個性が出ていました。特に観光ボランティアの方が多かった班では、作成したストーリーマップが観光ガイドにも使えそうといった意見もありました。加えて今回のストーリーマップの作成では、文化財マップや発掘報告書を用意することで、第1回目で作成したストーリーマップに比べて内容に厚みを出すことができました。
やまぐちGISひろばでは、本ワークショップで取り組んだストーリーマップの作成について、今後、動画共有サービスとの連携や機能の充実化を進めるなど、支援体制の向上に取り組んでいきます。
【GIS(ストーリマップ)構築事例】 C班の先生、生徒の力作です。
【山口学研究センター:センター長のつぶやき】
当日ご参加くださりました。ありがとうございました。
http://www.yamaguchi-u.ac.jp/blog
以上です。