以前、契約社員として働いていた職場でのこと。
忙しかったので、ほぼ毎日残業してました。
すると、残業の必要がない派遣の人たちが
小遣い稼ぎをすると言って残業を始めた。
手口は、
勤務時間中はとにかく仕事をやらない。
誰かに話しかけられれば
とにかく話を膨らまして、手を休めて時間稼ぎ。
煙草を吸いに喫煙所に行くときは
誰かを誘い、30分以上もの間、一緒に時間稼ぎ。
そして終業時間が近づくと必死に仕事をしているふり。
就業時間に仕事が残っているということで
夕食、喫煙、だらだらと残業。
そのプロジェクトチームの責任者だった私が注意すると
「仕事を一生懸命したら怒られた!」
と上層部に報告するという
どうしようもない状況が続いていました。
そしてあるとき上層部から、
「不要な残業はさせるな」という命令が下り、
各プロジェクトチームのリーダー集まるリーダー会議が開かれた。
その会議の時に
その中で一番権力がある人が言ったキチガイじみた発言。
「たばこを吸わない人は休憩が必要ないはずだから、休ませず働かせろ。」
他のリーダーたちは
「えっ?」
という顔をするだけで何も言わない。
リーダーの中で最年少だった私が
「たばこを吸う人は休憩するんですか?」と聞いたら、
「当然だろ!たばこぐらい吸わせろ!」
喫煙者だけが休憩するのはおかしいと主張しましたが、
なんとその意見が通ってしまいました。
煙草を吸わない人たちは
その日から休憩のためだけに喫煙所に行き、
喫煙所の外でただ立ち尽くして時間をつぶす。
煙草を吸わない私は朝9時~夜10時過ぎまで
トイレのための1~2分と昼食の15分以外は
勤務場所で仕事をし続けるという
誰がみてもおかしな状況に。
基本勤務時間が9時~18時だったのですが、
喫煙者は9時からの朝礼が数分で終了するとみんなで喫煙所へ。
30分ほどしてダラダラと戻ってきて仕事をしているふり。
10時頃になると喫煙者が集まって喫煙所へ。
30分ほどして戻ってきてダラダラと仕事をしているふり。
11時30分頃にも喫煙所へ。もどってきて昼休み。
昼休み明けの1時になるとみんなで喫煙所へ。
2時30分頃にも喫煙所へ。
4時頃にも喫煙所へ。
そして5時30分頃に必死の形相で仕事をしているふり。
そして18時であがる人たちがいなくなると
「帰りたくても帰れない」と被害者のようなことを言って
残業としてカウントされる18時から夕食ということで外出。
1時間ほどして戻ってきてダラダラと仕事を始めるふり。
やがてこれがエスカレートし、
18時から夕食に行く喫煙者たちは
20時30分頃に戻ってきて、ダラダラ仕事をするふり。
21時頃に「もう、こんな時間まで頑張ったから帰ろうぜ」
ということで帰宅。
次の日、奴らは出勤すると
22時頃まで働いている私が気に入らないらしく
「こーじさんは残業代をぼったくっている」
と私に聞こえるように陰口。
これが1ヵ月以上続いたでしょうか?
誰かが上層部に報告したらしく、
私への言葉での嫌がらせは減ったのですが、
喫煙者たちは色々気に要らなかったので不満タラタラ。
結局、不況になって彼らが契約更新されなくなるまで
この状況が続きました。
今はその会社に派遣さんは一人もおらず、
私は別の職場にいます。