名古屋高校サッカー部は、日本スポーツマンシップ大賞、ヤングジェネレーション賞を受賞しました。



選考理由
能登地震後の被災県出場校を思いやる高校生たち

2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響により、北陸地方から全国大会に臨む高校の応援団の多くが、試合会場に駆けつけることができなくなりました。それに対して、他の高校の生徒と応援団が北陸の高校生たちを全力で応援してくれました。
ライバルだけれど「勇気を与えたい」と、生徒自らが監督やコーチに提案して実現したそうです。その気持ちが、深刻な被害の様子が明らかになっていく中で、彼ら彼女たちの行動は、選手や被災地のみなさんに力を与え、そして、多くの感動を与えてくれました。
尊重・勇気・覚悟をもって行動した結果、育まれた友情や感謝の気持ちが、今後もさらにつながっていくことを心から期待したいと思います。

スポーツマンシップ協会は、

https://sportsmanship.jpn.com/

このような団体です。


今年の大賞は、仙台育英高校野球部監督の須江監督でした。


須江航監督は、「Good Loser=よき敗者」の大切さを日常的に部員へ説かれています。連覇が叶わず準優勝となった2023年夏の甲子園でも、爽やかに敗戦を受け入れ、慶應義塾高校 森林貴彦監督と健闘を称え合っていた姿がありました。


勝つことだけでなく、負けることから得られる価値に焦点をあてていることからも、須江監督がスポーツマンシップを発揮することに重きをおいていることが窺えます。全国制覇という難関を目指して全力で挑む勇気と覚悟に加え、夢破れたその直後でも対戦相手を心から称える姿勢にはリスペクトの精神があふれていました。


スポーツマンシップを発揮できるチームを育もうと高校生たちを導く姿、そして、須江監督自身が率先してスポーツマンとして振る舞う姿が高く評価されました。(同HPより)


また、特別賞は

栗山英樹WBC日本代表監督と加藤未唯テニスプレイヤーでした。


会場では、同協会の副会長で、岐阜共立大学教授の、高橋正紀先生にも10年ぶりに再会することができました。


同氏は、以前からスポーツマンシップについての講演会を各地で行っていて、以前名古屋高校サッカー部でも講演会をして頂きました。


実は、私の考え方のベースとなっている、日常、非日常理論は、高橋先生に教わりました。


栗山監督からは、『少し元気のない日本を元気にするのに、スポーツの力が大切です』とコメントを頂きました。


さて、2024年1月1日に起こった能登半島地震のため、来れなくなった応援団の代わりに、石川県代表の星稜高校を応援しようと、選手と保護者が自ら動き始めて、横断幕を作成し、他校の選手と一緒に応援が始まりました。


その後、名古屋高校高校1年生に向けた、能登半島に関する講演会を実施しました。


地震後半年が経過しました。復興は遅々として進んでいない模様です。


大切なことは、忘れないことです。