内部へ。

諸星大二郎の「壺中天」を読む。

諸星先生はほんとすごいよなー
って吾妻ひでおも言ってたよ。ほんとすごい。ものすごく好きです。

あ。本題本題。
この「壺中天」という短編集の中に収められている表題作「壺中天」という話が興味深くて超おもしろかったです。
この話は、古代中国の話（？）で、骨董マニアのおっさんがある店で不思議な壺を買う。
実はこの壺、自分の「内部」に入れるという壺だったのです。
しかしこの壺に入って出て来れるのは修行を積んだ徳のある者のみ。素人が入ると二度と出られなくなってしまうというものだった。

うーーん。。非常に興味深い。。
こういう話大好き。何か「世にも奇妙な物語」みたい。
ってかそういえば、諸星先生の作品も「世にも～」でドラマ化されてたよね。（「復習クラブ」ってやつだったと思う。）
自分の「内部かぁ。。」ボクの内部には何があるんだろうか？？とふと考えてみました。
きっと忘れられない事が鮮明に残ってたり、ドロドロした物体があったり、そしてマンガ本とかもあったり…笑
そんな事を小一時間考えつつ夜になってました。

あ。こうやって考えあぐねる事も自分の「内部」に入る行為なのか。


世界は壺だ！

こどくのかいじゅう。

昨日買った吾妻ひでおの「うつうつひでお日記」を読む。

うぅぅ。。。いい生活だなぁ。。
鬱病で苦しんでるのは置いといて、あの生活は羨ましいです。
図書館行って、本読んで、マンガ描いて（コレは仕事）、アイス食べて、自由に寝起きして。。。
ほとんど全ての行動を一人で行っている。
ボクの憧れの生活そのものが描かれてる気がして若干虚脱感が。。。（ご本人は勿論必死なのでしょうが…）

ボクの目下の夢はひきこもり生活が送りたいという事なのです。実は。
出来れば家から一歩も出ずに暮らしたいの。
ま、無理なんだけど。低所得だし、一人暮らしだし、ローンあるし、メガネだし、小太りだし。
だから仕方無く働いてるんです。ってかみんなそうですよね。

ひきこもりになりたいわん☆はさて置き、
「独り」でいる事というのはある意味で素敵な事だと思うのです。

ボクは何だかずっと恋人というものがいなくて、そういう意味では長い間独りで生きてきていて、
その事で散々苦悩し続けてきた過去があるのですが、
（オレなんて彼氏（ゲイだから彼氏で○）なんて絶対出来ないんだーーーーーぁぁ！って失恋する度に思っていた。）
今は恋人がいてそれなりに幸せなのですが、
仕事が休みの日には恋人に逢わなければいけなかったり、
毎日電話しなくてはいけなかったり、
誰かと遊びに行くときはメールで報告したり、
恋人の前ではタバコ吸えなかったり、
行きたくもない店に連れて行かれたり、
恋人の友達とも仲良くしなくちゃいけなかったり。。。

誰かと「付き合う」ってこんなに大変な事なのかー。。。と多少疲れている部分もあるのも確かです。
「独り」の時は休みの日には自分の行きたい所に行ったり、家でコツコツ一日中絵を描いたり。。。
自由奔放に生きていました。
でも、ずっと手に入れたかった「幸せ」というものはこんなに重いものだったのか。。と痛感しております。
あの時は寂しくてたまらなかったけど、
その孤独と引き換えにして手に入れたこの幸せ（と言われるもの）はそんなに価値があるのかな。
と、思います。
孤独という悪魔をいつも嫌悪していたけど、
その嫌悪していたものは、ほんとは一番自分が欲しかったものではないのかな。と思います。

恋人の事は勿論好きで別れるつもりもないんだけど、
恋人がいなくて、恋人が欲しくて悶々してる時の方が、何だか自分らしかったんじゃないかな。なんて考えてしまいます。

はじめてみました。

新しくブログ開設致しました。

自分自身の事とか、日々感じた事とか、おもしろい事とか、包み隠さず全部書いていきたいと思ってます。
あ。どーでもいいって言えばどーでも良いんですが、ボクはゲイです。
セクシャリティーの問題をおおっぴろげにこうやって書くのはどうかと思ったんですけど、
このブログは自分の全部を曝け出す場所にしたいと思ってるのです。
mixiと他にももう１つブログもやってるんですが、mixiではマイミクさんに気を使って日記では書けない事とかいっぱいあるでしょ？
もう１つのブログは絵とかの作品をアップする場所になってるから、そういうのがもう何だか窮屈で窮屈で。。。
だから今後の記事でゲイ的なネタを書く事も多々ありますが、もしも読んで下さる方がいるならば、そういう側面も是非理解して頂きたいなーと思っております。
詳しい自己紹介はおいおい小出しにして行くつもりですのでよろしくでっす！ふがふが（鼻息を激しくしつつ）