レスポール自体は好きじゃなかったんです。
いや、むしろいまも好きじゃないんです。

と、いうかちゃんとハムの音を使いこなせないんです。
僕は自身シングルコイルの音が好きで、ハムバッカー の音は、僕の感覚としては膜を感じるんです。

最高のレスポールの音がって言うのを、未だ色々聞いてみてるんですけど、ちゃんと聞いたことがないのと、自分の安いレスポールを良いものにしたかったので、色々な改造をしました。
(レスポール氏のオールディーズの曲を弾いてるのは好きな方でした。曲名が思い出せません。)

費用はなかなかかかります。

改造した点は、フロントをシングルコイルに変えました。(lindy fralin Woodstock 69)
そして、リアにフロントのハムバッカー のピックアップに変えました。(SEYMOUR DUNCAN SH-1n 59 Neck Black)
ステッツバーという、レスポールにも無改造でアームをつけられる物をつけました。
後、キルスイッチではなく、kill potという、普通のポットとして機能するけど、押せばキルスイッチになるという物をつけました。
コンデンサーと、ポットも4つ全部変えました(失敗しすぎてポットをダメにしてしまった為)
ペグをgotoh生のマグナムロックトラッドに変えました。
全部、工房などではなく、自分で改造しました。

まず
フロントのシングルコイル用のエスカッションって探してもあまりないので、ヤフオクなどで個人で作ってる人のステンレス製のエスカッションを買いました。(5000円)

リアのピックアップに関しては、ちゃんとリア用のピックアップを三つほど試して、コイルタップなども試しましたが、あまり求める後になりませんでした。

求める音はストラトの様な、輪郭がしっかりとある、硬い音が好きで、ぼやけたり、弦を弾いた時のアタックがクリアに出ることを求めて、今回は改造しました。
ストラトの音がなるレスポールを作りたかったんです。

ピックアップを変えた時点で、少しだけ求める音には近づきました。
けど、ストラトなどと比べると、何かが違うという感覚のある音。
と、いうのもpotが500のままやったんです。

初めはデジマート地下実験室で、シングルコイルに500のポットを使ってたのをみて、行けるかも!と思ったんですが、
思った以上のハイが出てしまい、使えるものじゃないほどの痛い音になってしまいました。

レスポールの配線としては、ポットを四つ使っていてそれぞれのピックアップのセレクター時にはほかのポットを経由しないようなので、フロントの方のポットを250に変えたらかなり使いやすい音になりました。
ステンレスのエスカッションを使ってるせいなのか、テレキャスのリアを太くした様な音になります。

その後、フロントの方のトーンのポットをkill potの250に変えました。
このkill potがかなりの曲者で、説明書があるんですが、凄く分かりづらく誰もちゃんとした配線のレビューとかが無いんで、かなり苦戦しました。
そして、後からわかったんですが不良品だったみたいで、、
本来ならトーンのノブが回ってしまっても、どの場所のメモリにいっても音が途切れるはずなのに、フルテンにしないとボタンを押しても音が消えず、接続がかなり悪かったです。
(配線のやり方は、気になる方がいらっしゃったら図など書きます)

何度やってもなかなかうまくキルスイッチとして作用しないので、色な場所の配線を繋ぎ、
どことどこの配線を繋げばお互い消えるのか、という事をひたすら探しました。
しかし、不良品だったため、二日間丸々朝から晩まで格闘しましたが、変な場所でしか音が消えないので
最後にはkitty potの詰めを外し、中の基盤を取り、コンデンサーをなくして、キルスイッチのみとして使いました。
kill potに関してはギターにキルスイッチをつけたいけど、見た目を変えたくないって人には凄くよいポットだと思います。

コンデンサーはオレンジドロップに変えてたんですが、無くなった事で、尚更ハイが出るようになったと思います。
勿論、エフェクターやアンプのセッティングを間違えれば痛い音になりやすいと思います。

lindy fralinのWoodstock 69のフロントピックアップに関してはかなり優秀でパワーもある方だと思いました。ジミヘンがWoodstockの演奏をした時の音をイメージして作ってるものです。
音抜けなどに関してはかなり良いと思います。
無駄に出過ぎず、膜のない音をに感じました。

ここまでしてみて、やはり思ったのが弦のテンションから来る音の締まりのなさです。

レスポールはストラトと違いネックなどの長さが違うので09.42だと、明らかに緩さを感じてしまう音でした。
なので10.46にしました。(どちらもエリクサーのクリスピーが売りの元です。名前は忘れました。。。

でも何故か音が締まらないんです。
ステッツバーに変えてたんですが、その設定も意外と面倒です。
でも、ちゃんとしたレスポールならまずポン付けできるほど簡単に自分で交換はできてしまいます。
しかし、高いです。(ヤフオクで前の型落ちのステッツバーで18000円ほどでした。現在売ってるものだと、もっと高いと思います。)
ステッツバーに関しては、かなりアームの効きは緩いです。
と、いうか、トレモロのように裏で長いばねで引っ張ってるというものではなく、ブリッジの下に短めのばねが二本あるだくなので、
すこし触るだけで音程が変わってしまうので慣れるのに時間がかかると思います。
多分どのアームよりゆるゆるに使えますし、一切チカラが必要ありません。

ここまで色々やったと思うんですが、それでも音の輪郭がしっかりしません。
その時に、またデジマート地下実験室をみました。(探せば本当に欲しい情報はなんでも手に入りますね(
ベッドに重さがあれば音が締まる。低音がぼやけなくなり、ハイもスッキリする。と言う情報を得たので、
gotohのマグナムロックに変えました。でもここでトラッドにしたのは回す部分があるのでその分重くなると思ったので、トラッドにしました。(esp御茶ノ水展に行き買いました。12000円。サウンドハウスで買ったほうが安いんですが、すぐさま試したくなったので、買いに行きました)

今までの安いペグと違い重さもかなり代わり、少しトップが短くなったせいなのか弦のテンションも強くなりました。

重さがある事で、弾いてすぐわかるほどベッドに重量を感じるんですが、かなり音が変わりました。
凄くシャープになり、低音のぼやけもなくなり、ハイが気持ちよくでてくれます。

一番理想の後になった瞬間でした。

しかし、ストラトのような音を目指したんですが、やはり材の違いなのか、癖がないと言うか、、、
ローズのストラトなどに感じる枯れた感じはありません。
マホガニーと、アルダーの違いなのか、ローズとハラカンダ?の違いなのか、本当に癖がない音が出ます。
ある意味、これにしかでない音なんだとは思いました。

色々改造をしましたが、これを工房などでやろうとすると凄く時間がかかるのと、お金もかなりかかります。
理想の音を追い求めるなら、自分で出来たほうがいいとおもいますし、勉強になりました。
でも一度完全に音が出なくなり、配線材を買ったり、配線を何度も引きなおしたり、本当に大変でした。

多分なかなかレスポールにp-90とかじゃなく完全なるシングルコイルをマウントした記事があまりないので、考えてる人の力になれればと思います。

配線材の変更はベルデンに変えましたが、正直あまり大きな変化を感じられませんでした。
コンデンサも、元々の安すぎるコンデンサーと、オレンジドロップで、系統が同じなので大きな変化は感じられませんでした。

しかし、コンデンサーの交換は実はかなり変わります。
デジマート地下実験室で見て、正直殆ど変わらないと思ってたんですが、フィルムなのか、セラミックなのか、などでかなり音の傾向が変わります。

それは次のテレキャスターの改造でお話できればと思います。

おやすみなさい。