音楽を残すということ


DistroKidで3曲ほど登録してみて思ったのは、

通るときは本当にスッと通るもんだな、ということ。

YouTubeのコンテンツIDにも認証されて、

自分の曲が「正式に」YouTube Musicのデータベースに載る。

それだけでも、少し報われた気がした。


正直、収益なんてビビたるもんだと思ってる。

1曲あたり800円くらいのコンテンツID登録料を考えたら、

400曲すべてに登録するのは現実的ではない。

それでも、せめて100曲くらいは残しておきたいと思う。


なぜなら、10年後、20年後、

あるいは自分がこの世を去ったあとでも、

音楽は生き続けるからだ。


今はAIだとか配信だとか、

時代の流れがあっという間に変わっていく。

けれど、心に響くものは、どんな時代でも変わらないと思う。

いまだにTOTOも、Chicagoも、Van Halenも、

そしてマイケル・ジャクソンの「Thriller」も、

世界中で愛されている。


もしかしたら、俺の曲もいつか誰かの心に届くかもしれない。

たったひとりでもいい。

俺の作った言葉やメロディに、

「わかるよ」と共感してくれる人がいるなら、

それで十分だと思ってる。


もちろんお金は欲しい。

正直言えば、息子も大学生だし、生活だって楽じゃない。

でも、お金じゃ買えないものがある。


それは、“自分の作品が時間を越えて残る”ということ。

芸術として、記録として、魂として。

そう考えたら、音楽を作ることは、

未来への贈り物みたいなものだと思う。


今日もまたひとつ、

DistroKidに新しい曲を登録した。

小さな一歩かもしれないけれど、

この積み重ねが、いつか誰かの人生のBGMになるかもしれない。