◆ 昨年、一時所得があったので、先月、確定申告をした。
勤め人は、通常なら年末調整等で保険料控除とかしているので申告の必要はないが、
通院等で10万円以上かかれば医療費控除したり(還付される。)、
給与以外に20万円以上の臨時収入があったり(税金が引かれる。)、
その他必要により自分で申告しなければならない。
前回は4年前だった。
住宅を購入した翌年3月に,住宅ローン控除の手続のため、税務署に出向いた。
今回は、事務所には行かず、ネットで申告してみた。
結果、けっこう簡単・・・
とは全然いかなかった。
オンラインの手続き画面をキャプチャして、パワポに貼り付けていったら、
192枚にもなった。それだけの手間がかかった、と言うことだ。
ただし、保険控除をリンクさせて楽をしよう・・なんて思ったのが敗因なので、
それさえ無視すれば、かなり簡単だったハズ。
保険会社から送られてきている証明ハガキの数字を3つほど手入力する労力を惜しもうとして、
逆にドツボにハマッたのである・・・。
まず、前提として、ネットで確定申告するための下準備が必要なのだが、
これが、同じ目的でも手段が複数あって、初めてだと違いがよよく解らず、
どれが良いのか、ちょっと悩む。
① 「利用者識別番号」を取得
これはマイナンバーカードを使う方法と、使わない方法依がある。
また、直接、税務署に出向くとか、様式をダウンロードして郵送にて取得することもできる。
中には、以前、出向いた時に取得しているのを忘れている場合もある。
その際に、番号とパスワードの書かれた紙をもらっているハズだが、
万一、それを無くしていても大丈夫。
この機会にでネットで取得することができる。(前に取得した番号・パスワードは破棄となる。)
ちなみにマイナンバーカードでやる方法は、e-TAXでもマイナポータルでも出来る。
手段によって、番号とパスワードか、番号と利用者番号のパターンがある。
とにかく、選択肢が多くて、どれに手を出してよいのか、よくわからない。
② マイナンバーカードの「電子証明書」(の暗証番号)を取得
これはカード作成時に取得している。
役所でカードを受け取る時に、自分で決めて、それを記載した紙を持っているハズだ。
署名用、利用者証明用、券面事項入力補助用の3つがあるが、
全部同じ暗証番号で構わない。
以上が下準備だ。
で、手続きに入るわけだが・・・
手続きをおこなうソフト・コーナーを選ぶのにも複数の手段があって迷う。
↑ 列挙するのが面倒なので、キャプチャ画面添付。
スマホで出来るのは二つしかないが、
パソコンだと、全部、どれでもOK。 で、どれがやり易いのか、
手段によって制約があるのか、など全く不明。
とりあえず、一番上の「確定申告書作成コーナー」でやってみた。
アクセスすると、画面に従って選択したり、
マイナンバーカードを読み込ませたり (その都度、暗証番号を求められる。)、
源泉徴収票や支払調書や何やらの必要書類を片手に金額などを入力したりする。
画面には源泉徴収票のどの部分の金額を入力するのか、
画像で説明があるので分かりやすい。
で、一番、難解だったのが、保険などの金額を、情報をよそから読み込んで
自動入力してくれる機能。 これに手を出したのが失敗の元。
色々やってみて解ってきたのだが、
e-TAXの画面から、紐付けする保険会社とかに、
クリック一つで飛んでくれる訳ではない。
自分の入っている保険屋さんのホームページにアクセスして
手続きする必要がある。
↑ そして、 その前に、他にも下準備が必要なのだ。
この全体の流れを把握するのに手間取った。
項目が沢山あって、どこから手続するのか、
そもそも全部やる必要があるのか、それとも1コだけなのかさえも不明。
↑ ググってようやく判明。
ここから別のサイトに飛んで、 「e-私書箱」とやらと連携させなくてはいけないらしい。
↑ ただし、アカウントを作成しただけではダメだった・・・。
アカウントを作ったら、またe-TAXに戻って、私書箱連携の手続きが必要だった。
流れがわかるような画面構成になっていないので非常に解りづらい。
連携手続きが終わって、ようやく保険会社での手続きに入る。
保険会社のホームページで該当するところを探して、紐付けするのだが、
e-TAXのページでは、あたかもe-TAXのページから操作をすれば続けられると勘違いしてしまう。
出来れば該当ページ内に「連携するにはこちら」みたいな誘導リンクがあるとイイ。
(そこに各保険会社とかのリンクは必要ない。どうすれば良いかが解ればイイだけ。)
そして、ここから更に迷うことになる。
保険会社で紐付けするために、まずは本人認証が必要で、
それには、保険の証書が必要。 で、 所要の入力すれば、終わり、
・・・ではなかった・・・。
ここでは、「利用受付」だけだったのだ。
すぐにe-TAXから連携させようとしたが、情報を取得できないので
再度保険会社のホームページを見ると、小さい字で
「当社で確認を行います。」「1日~数日かかることもあります。」と書いてあった。
が~ん・・・ 当日は出来ない、ってことだった。
で、4日後に「本登録完了」メールが来た!
さっそくe-TAXにアクセスしてマイナカードを認証させて、
一時保存しておいたデータを読み込んで、
ようやく連携した保険のデータを読み込める、
・・・と思ったら・・・やっぱり、ダメ。。。なぜ?
何と、本登録が完了しただけで、
「生命保険料控除証明書」が別に発行されるらしい・・・。
しかも! 本登録から1週間から2週間かかるみたいだ・・・
さらに1週間後、証明書発行の通知メールが来た。
結局、操作を始めて11日後に、ようやく保険料控除の金額を、
自動読み込み出来るようになった。
ちなみに、たった3つの金額を入力するだけなので、
連携させるのに日にちがかかることが判った時点で、
確定申告したのだった。
解りづらいし、
日にちもかかる。
毎年、確定申告の必要な個人事業主とかはリンクさせた方が良いかも、だが、
サラリーマンなど たまにしか申告しない人は、手入力した方が断然早い。
★ e-TAXの便利なところ。
・ 24時間OK! :夜中でも自分の都合の良いときに手続きできる。
・ 必要な添付書類がもし無い場合、入力情報を保存しておいて、また後で続けられる。
→ 税務署に出向いてだと、また昼間に時間を作って出直ししなければならない。
・ 受付期間が長い。 :通常は2月中旬から1か月(今年はコロナで4月半ばまで)だが、
e-TAXだと1月上旬から受け付けてもらえる。
→ 添付書類が無いことに気付いても取り寄せる時間的余裕が十分ある。
・ 添付書類を糊で貼り付けたりする手間がない。(5年間手元に保存する必要はある。)
★ e-TAXで必要なもの
・ マイナンバーカード(もちろん暗証番号等も必要)
・ カードリーダ、又は対応したスマホ。
・ 「利用者識別番号」と暗証番号
※ 税務署で作ってもらったものを無くしていても、e-TAXで再度発行することが可能。
この場合、暗証番号ではなくて、「確認番号」を自分で設定する。
あとは、申告に必要な書類(源泉徴収票や保険の証明ハガキとか支払調書とか)
ママの医療費が10万円を超えていたので、e-TAXで申告してみた。
10%くらいは返ってくるのかな、と思ってたら、実質5%くらいだった。
無いより、ずっとイイけど。
次に確定申告するのは何年先になるだろう?
その頃にはたぶん、要領はすっかり忘れてるだろうなぁ・・・
さて、右手首の骨折は、添え木がまだ取れない。
事務仕事は問題ないが、
スタッドレスの交換とかまだだし、
山にも当分行けそうにない。
事故やケガには気を付けないと、なぁ。
事故と言えば、車で通勤中に急な割り込みをされて、
追突しそうになった・・・。
↑ 広角レンズでこの距離。 マジで怖かった・・・。
左車線を快調に流していたら、
右車線を私よりのんびり行く「右側大好きさん」を、
後ろから来た車が左抜きしたのだ。
そしてまた、右側へ。しかも右側大好きさんのすぐ前へ。
右側大好きさんも、ヒヤリとしたのではないのかな。
一瞬急ブレーキをかけたら、
ママに作ってもらったお弁当の入ったカバンが助手席からダッシュボードに飛んだ。
朝から非常に不愉快。
自分はあんな運転はしないようにしよう!
と反面教師に教わった年度末のある日の出来事だった。