◆ 15%の塩水に浸けて冷蔵庫で一晩寝かした ゆで卵を仕込んだ翌日、
コールマンのオーブンスモーカ―でチーズやソーセージと共に、燻製にしてみた。
↑ スモークチップを燃焼させるため、
ツーバーナー(413Hリミテッド)を庭先に設置した。
↑ その他の準備をする間、
ゆで卵やソーセージの表面を乾燥させるため、
かごに入れて日陰に吊るした(風乾)。
自転車置き場の屋根の下で、自転車のハンドルがちょうど良い高さだった。
↑ その他の準備、とは、スモーカーを乗っけて終わり、ではない。
ツーバーナーの燃料タンクを外し、燃料(ホワイトガソリン)を入れ、
ポンピングを5~60回ほどプシプシやって、
ジェネレーターを30秒ほどあぶって熱し、
試験点火。異状なし。
その後・・・
↑ アルミホイルと磁石を取り出して・・・
↑ スモーカーの内側にアルミホイルを磁石で固定。
↑ これをやっておかないと、
折り畳み式のヒンジや、結合部の細かいところに
燻煙した際の食材からの油などが入り込んで、手入れが大変らしい。
↑ スモークチップを載せるトレー(百均で入手)にもアルミホイルをかぶせる。
↑ トレーにスークチップ(さくら)を一面に広げてスモーカーにセット。
スモーカーへのアルミホイル貼りに手間取って、
ここまで約30分。
風乾は1時間ほどした方が良いらしいが、
待ちきれず、食材を中敷き網にセットした。
↑ ゆで卵は燻煙の熱で固くなるんじゃないかと思って、
かなりゆるい半熟(熱湯に7分)にしたのだが、
下の狭い段にセットするのに、やわらかいゆで卵をトングで強く握りすぎて、
手前の1コが割れてしまった・・・。
網目が広すぎてソーセージが落っこちそうだ。
それに下の段は狭くて奥へ食材が置きづらい。
目の細かい置き網を別に用意した方が良さそうだ。
食材をセットし終わったら、扉を開けたままツーバーナーに点火する。
↑ まずは強火でチップから煙が出てくるまでしばし待つ。
数分でチップの一部が黒くなって煙が少し出てきた。
扉を閉めて、中火にする。
↑ しばらくして、ソーセージにコショウを振るのを忘れていたのに気が付いた・・・。
ちょっと、失敗。
↑ けっこう、煙が湧き出してきた。
桜のチップの焦げる香りもすごい。
バーナーの位置がスモーカーの右手前に寄り過ぎていたので、
なるべく中心になるように、スモーカーの位置をずらした。
途中、バーナーの炎が、赤黄色にメラメラしてきた。
着火後に追加ポンピングをするのを忘れていたのだ。
慌てて4~50回ほどポンピング。
揺らさないように気を付けたつもりだったが、
ポンピングの最中に、スモーカーの中で、何かがポトリ、と落ちた気配がした・・。
扉を途中で開けられないので、あきらめるしかなかった。
↑ 温度計を見ると・・・
↑ 80度くらいまで上がっている。
熱燻の状態だ。
今回の食材だと10分から30分ほどで良いらしいが、
さて、具体的に何分で火を止めればよいか決めていなかった。
トレーに乗せたチップが、あの量で何分くらい持つのかさえはっきりしない。
15分ほど経ったころ、
スモーカーの上部のやや後ろ側にある煙を逃がすスリットから中を覗いてみた。
すると、チーズがこんがり、と言うか、かなり茶色っぽくなっているのが見えた。
やり過ぎもよくないのか、と少々悩んで、ここで火を落とすことにした。
でもすぐに扉を開けてはいけないらしい。
煙が落ち着くまで、ガマンだ。
・・・5分ほど待って、扉を開けてみると・・・
↑ けっこうコンガリと良い色になっている。
やっぱり、ソーセージが1本、チップの上に落っこちていた。
チップはあと3~4分もすれば全部燃えていたかな?
次はこれくらいの量のチップなら、完全に消えるのを待っても良いかも知れない。
↑ 見るからに、じゅうぶん、旨そうである。
↑ 食材を取り出したあと、庫内をよく見てみると、
けっこう油がくっ付いている。
写真を撮り損ねたが、底板は洗っても取れないくらい
激しく汚れていた。ソーセージからしたたり落ちた油だろう。
次からは底板にもアルミホイルを敷くとしよう。
↑ リビングのママや子供たちに持って行こうと、
まず2皿を玄関に入って置いて、もう一皿を持ってくる間に、
子どもたちがリビングからバタバタと走ってきた。
「何ッ!何っ?おいしそうな匂いがする!」
・・・食いしん坊だなぁ・・・・
いざみんなで食べてみると・・・
チーズはあの安い6pチーズが、まるで別物みたいになっていた。旨い!
卵も旨い!が、ちょっとしょっぱい・・。塩水が濃すぎたようだ。
次は10%でもいいな。
ソーセージは今は一人1本づつ食べて、
残った3本はあとでビールのつまみにしよう、と思っていたら、
これが劇的にウマくて、子供たちがいつの間にか全部食べてしまっていた・・・。
・・・まぁ、いいか・・・。
↑ 食後は道具の手入れだ。熱々だったスモーカーも冷めている。
アルミホイルを剥がし、洗剤で油を洗い流した。
特に底板の、チップ置きのトレーの乗っていなかった両サイドの汚れが激しく、
焼き付いていてキレイに取れなかった。
あとは熱で変色した部分もあった。
中敷き網も油でけっこう汚れていた。
↑ アルミホイルのおかげで、ヒンジ部分とかはほとんど汚れていなかった。
バーベキューグリルよりは手入れがラクだ。
だがそれはアルミホイルを貼り付けた事前準備のおかげでもある。
燻製はお手軽と言えばお手軽だが、それなりに面倒な部分もある。
準備や手入れも含めて楽しめる人は良いが、
もっとラクしたい場合で、一度に作る量もそれほど多くなければ、
お鍋タイプのスモーカーがラクチンかも知れない。
でも私は、
↑ このツーバーナーとお揃いのコールマンの赤とシルバーが、
とても気に入っている。
道具は使い勝手が一番大事だが、
所有欲を満たしてくれるデザイン等も重要なファクターだと思う。
そもそもコールマンの場合、
見かけだけのデザインではなく、実用重視だ。ひと昔前のテントなんて、
けっこうダサかったくらいだ。
さて、燻製が思いのほか美味しかったので、
俄然、キャンプの実戦でも試したくなったなぁ・・・。
ビールが、より旨くなりそうだ。 めっちゃ楽しみだなぁ。