◆ 「仕分け袋」の中から引っ張り出したリボルバーのガスガン。
破棄する前に、やっぱり記録ぐらいは残しておこう・・・・と、未練がましい言い訳をしてみた。
↑ このモデルのベースは、S&WのM36チーフススペシャル。私服警官がジャケットの内側やコートの
ポケットから引っこ抜くときに露出したハンマーが引っかからないように、と言う要望を元に出来たらし
く、背中(?)がずんぐりとしたシルエットが特徴的だ。
↑ ガスガンではマルシンの他、タナカもモデルアップしていた。なにぶん小さいため、マルシンのにはグリップアダプターが標準装備だった。
↑ 実銃のメーカー名は、SMITH & WESSN(S&W)だ。
↑ で、S&Wの文字は銃身右側にもある。なぜかSと&の間に「.」があるが、これは口径を示す「38」とSの間じゃぁないかな・・・?
↑ そしてここにも S&W・・・ アピールし過ぎっ!!こんな小さなGUNに3ヶ所もメーカー名彫るって・・・
↑ で、トレードマークまで・・・ 西部開拓時代からの最古参GUNメーカーのコルトに対抗して、アピールしていたのかな・・・?
ガスガンのメーカー、マルシンの名前は、このトレードマークの下にさりげなく入っている・・・
↑ ハンマーは、シェラウドに覆われていて、シングルアクションで撃てるように、ちょこっとだけ頭を出している。
↑ 装弾数は5発。BB弾はカートの後ろに詰める。
↑ カートは真鍮製で、モデルガンのそれを彷彿させる・・・。
フレームやシリンダーはHW(ヘビーウエイト樹脂)のツヤ消し仕様。
BB弾を撃ち出すためのガスは、グリップ底部から注入する。グリップ内のタンク容量はかなり小さい。、
↑ 銃身は短く、命中精度もそれなりなので、シューティングやサバゲーで使うシロモノではない。コレクション以外の用途としては限定的なモデルだ。そのコレクションを投棄するのだから、私のこの趣味も、遂に段階的な終止符を打つ第一歩、ということか・・・・ 勿体ないから、チョウダイ!て人が居たら、それでもイイかなぁ・・・・・
↑ ついでに、一緒に投棄予定のWA(ウエスタンアームズ)のストレイヤーヴォイト インフィニティ6インチ。
↑ このデカイスライドがグワシャ!っと前後する様は迫力いっぱいである。
↑ トイガンメーカー名の「WA」が、トリガー上方フレームに深々と刻んである。
↑ やたらとブットいバレルが迫力を増している。
↑ リアサイトはボーマー。上下左右の調整が可能だ。コキコキっとクリック感もイイ。トリガーガードから上のフレーム部分(「WA ASGK」の刻印のある所)は先端からグリップ後端まで金属製なので、やたらと重量感がある。プラ部分との質感の違いがほとんど無く、違和感がないのは素晴らしい。
↑ エキストラクターとファイアリングピンはモールドのダミーだ。ガスを放出するためのインパクトピンが、ファイアリングピンのモールド下に顔を出している。ハンマーはこれをライブで打撃する。
↑ トリガーはパーツ交換によって前後の長さを自分の指に合わせて調節できる仕様だ。グリップ前面のチェッカリングはカチッとしていて、強くホールドすると痛いくらいだ。
↑ シンプルだが迫力あるマズル周り。
↑ マガジンは45APCのダブルカラアムモデルなのでやたらとデッカクて、これだけでM49ボディガードよりも重たいくらいである。
↑ 続いて、WAのS&W SIDE KICK と SHOTY.40。 見た目は同じだが、WAは素材がHW製をサイドキックと名付け、ABS製をショーティとしている。上が初代のサイドキックで、スライド固定モデル。下がガスブローバックモデルだ。スライド刻印は後打刻っぽいが、フレームは金型刻印で、同じ金型のようである。
↑ ショーティのバレルはアルミ製で、リコイルスプリングガイドはステンレス製。グリップバンパー下のガス注入口はやたらとデカクて目立つ・・・。
↑ 右側面。トリガーの形と、表面仕上げの違い(材質の違い)以外は同じである。
↑ スライド固定とブローバックのシステムの違いから、マガジンの作りは大きく違っていて互換性はない。
↑ 当然ながら、マガジン背面も大きく作りが違う。
↑ 最後にKSCのイングラムM-11ガスブローバック。
MGCが昭和の時代にモデルガンでイングラムをデビューさせた時は衝撃的だった。すでにMGキャップが開発されていて安定したブローバックが約束され始めた頃で、イングラムは「1秒間に24発の連射!」というキャッチコピー通り、32発装填できるマガジンは、1秒ちょっとで撃ち尽くしてしまうことが出来た。トンプソンやら紙火薬をせっせと詰めても1弾倉キレイになかなか撃ちきれず、ジャムや不発ばかりを経験してきた者にとっては、本当に衝撃!だったのだ。当時、サプレッサー付きのフルセットをお年玉で購入し、グリップをウッドで自作したりもしたが、高校卒業前には手放してしまった。
↑ それから十数年後に、ガスブローバックとして再デビューしたので、ついつい買ってしまった。モデルガンと違い、薬莢こそ出ないものの、射撃後の手入れがほとんど必要のないお手軽さは、ガスガンの面白さを倍増させてくれる。でも、BB弾を撃って遊ぶことはなかったけれど・・・。(空撃ち用に、マガジンフォーロワを下に下げて固定できる機能は、大概のオートのマガジンには付いていた。)
↑ トイガンメーカー名の「KSC」の刻印は、バレル付け根に隠れていて、リアルさを崩さない工夫がしてある。
さて、来月の不燃ゴミの日には、仕分けされていくのかと思うと、ちょっと寂しい・・・
買い取り店に、ひと山いくらで引き取ってもらう手もあるけど、全部、箱無し、傷だらけだしなぁ・・・