日経平均相場予報

日経平均相場予報

日経平均の相場予報です。

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 昨日の日本市場は米国株安や円高、そして米半導体企業が大震災の影響で予想を下回る決算を発表したことなどもあって売り先行となり、大幅安となりました。外国人も売り越し基調と伝えられ、ハイテク銘柄や自動車株、機械株などの輸出株を中心に売り急ぐ動きもあり、指数は大きな下げとなりました。ディフェンシブ銘柄の一角などに底堅い堅調なものも見られたのですが、指数を下支えするような買いも見られず、戻りを試す場面でも戻りきらずに冴えない展開となりました。


米国株が反発となったことやユーロ高を好感する展開となりそうです。値ごろ感から買い戻しが入り易いところでもあい、底堅い堅調な展開が期待されます。ただ、いっこうに原子力発電所事故の解決の兆しが見られないことや消費税の引き上げが話題となっていることなどから、復興需要に対する期待も限定的で、指数の上値も限られそうです。復興政策に対する方向性が見えていないことで、大震災の影響から立ち直る姿が見えてこないことも上値を押さえる要因となりそうです。ただ、個別には米国市場の引け後に米半導体大手が好決算を発表したことから、関連銘柄の反発は大いに期待できそうです。

 昨日の相場で9,400円を意識したところで底堅さが見られたこともあり、節目と見られる9,500円~600円水準をなんとか、かろうじて保てたような感じです。本日も底堅い堅調な展開が期待されますが、9,500円~600円水準での底堅さを確認するような動きで上値も重そうです。底堅さが確認されても9,800円~900円水準を抜けるには原子力発電所事故の解決が見える必要があり、それまでは9,500円~600円を底値tしたもみ合いが続くのだと思います。企業決算発表の本格化を前に動きの鈍い展開が続くのでしょう。