田舎に嫁ぐまで⑦ | 田舎に嫁いだら大変なことになった

田舎に嫁いだら大変なことになった

結婚を期に夫の地元(ド田舎)へ移住。不便ながらも平穏に暮らしていたが、3年前、義兄の借金発覚。そして夫の不倫が発覚しました。

その日、私の両親はアパートに泊まり

夫と義両親は夫の実家へ帰って行った。





その晩は修学旅行の日の夜のように

母とベットに横になっていろんな話をした。




母「はちもいよいよ田舎暮らしが始まるねぇ」

私「うん...。まぁ、思ったよりもお店もあったし、なんとかなるんじゃない?それにここのアパートは、優の職場の先輩ご夫婦も住んでるし、仲良くさせてもらえると思うよ。」

母「まぁ、頑張るしかないもんね」






私は弱い所を見せられなかった。

夫と結婚することを自分で望み、仕事を退職して、この地に住むことを決意した。





だから、両親に心配かけてはいけないと思った。












次の日の朝になり、両親が帰る日

夫と義両親がアパートに挨拶に来た。





義母「まぁ、、お母さんお父さんもこんな田舎で、はちちゃんを残して不安だと思いますが、私たちもそばにいるので安心してくださいね。」




義父「安心して任せてください」





そう言って、地元のお土産を

両親へ手渡してくれた。






父「ありがとうございます。優くん、それじゃあはちのこと頼んだよ。本当に頼むよ...!」






夫の肩をポンっと叩いて父はそう言った。

なんだか少し寂しそうな表情だった。






夫「はい!もちろんです!」






両親「それじゃあ帰るからね。」






両親がアパートを出る瞬間、

今まで堪えていた涙が止まらなくなり

みんなの前で泣いてしまった。






夫「はち大丈夫?」

義両親「ちょっとはちちゃん!?大丈夫?あせる不安だよね。優もいるし、私達もいるからいつでも頼ってね」





私「すみません...ひっく...大丈夫です汗





恥ずかしながら

私は結婚するまで実家暮らしだった為、寂しさと不安でいっぱいいっぱいになってしまったえーん






そんな私を見て、母も目に涙を浮かべていた。





心配かけちゃいけないと思っていたのに。。






こうして、車に乗って両親は帰って行った。






アパートの窓からは、そよそよと心地よい風が吹いている。

ど田舎の大草原の真ん中に1人取り残されたような感じがした。

隣には一番の味方、愛する夫がいるというのに。






この日、私の田舎暮らしがスタートした。






幸せなはずの結婚生活なのにこんなに悲しいのはなぜだろう。。

そんなスタートでしたえーん