剣道の試合(団体戦)って、基本的に奇数の人数でチームを編成して行うんす…
小学校~高校生の試合は大体 五人制(先鋒・次鋒・中堅・副将・大将)ですが、大学生の試合は七人制(先鋒・次鋒・五将・中堅・三将・副将・大将)が基本となります(男子団体戦 公式戦の場合)…
奇数にしている…ってのは「引き分け」を前提にしていないからでしょうね…
「引き分け」がなければ、対戦している2チームの間には必ず1勝以上の差ができる筈なので…
5人制の場合…
①5-0、②4-1、③3-2の3パターンのみ…
しかし、現実には、制限時間内に勝敗が決しない試合が多々あるワケでして、そうすると「引き分け」になっちゃうんですね…
引き分けがあるとなると、上記の3パターンに…
【引き分け1試合の場合】
④4-0、⑤3-1、⑥2-2
【引き分け2試合の場合】
⑦3-0、⑧2-1
【引き分け3試合の場合】
⑨2-0、⑩1-1
【引き分け4試合の場合】
⑪1-0
【引き分け5試合の場合】
⑫0-0(引き分け5試合)
上記9パターンが加わるワケで、かなり複雑になってくるワケよね…
五人制の場合、メンバーの5人が5人とも同レベルの強者…というコトは基本的にないので、ここで並べ方をどうしようか?という話になるんすが…
チームの雰囲気とか、監督の考え方とか、作戦・戦略とか…色んな要素が絡んで興味深いですね…
アッシの高校(剣道部)では、敢えて先鋒に最強の剣士・キムコを配置していました…
前半で確実にポイントを稼いで…みたいな目論見でしたが、ただ…
強豪校と対戦すると、先鋒も大将並みに強かったりするから…
アッシらのホープ・キムコが負けたり、引き分けたりするコトもあるワケで、そうなると、俄然パニックよね…(-_-;)
「あれっ!?キ…キムコぉ…((゚□゚;))」みたいな感じで、パタッ…パタッ…とね…
因みに、アッシは大将でしたが、大将の試合結果にチームの勝敗がかかってくる…ってケースは意外に多いワケで…
副将までの4試合で1勝以内の差であれば「大将、頼むよ~( ̄ー+ ̄)」というシチュエーションだからね…
嫌だったなぁ…
因みに、アッシには弟がいたんすが、彼はアッシとは異なりヤンキーでして…
しかも、小学生の頃に全国大会級の大会・個人戦で2位になった程の実力者でもあったので…
高校の頃は、やまちゃん弟がチームの中心となり作戦も差配していたそうで…
やまちゃん弟の他にもポイントになる選手がもう一人いて、それ以外の3人は とにかく「引き分け」狙い…(-_-;)
やまちゃん弟は大将だったそうですが、この作戦で県大会では常に上位に入賞し、中国大会まで出場できたらしいので、スゴいと言えばスゴいワケで…
だって、よく考えたら「とにかく引き分けろ!」なんて偉そうに指示されたら、嫌な筈なんすよ…
にも関わらず「大将に回せば何とかなる」なんて共通認識を持たせて、実際に成果を残す(=大将が勝ってチームを勝利に導く)なんてのは並々ならんコトで…
剣道の実力と人間性・リーダーシップ…
ヤンキーだった やまちゃん弟ですが、そういう要素があったんかも知れんねぇ…
(アッシら家族には恐怖的な面ばかり見せていましたが…(-_-;))
アッシと違って…