先日TVのBSで「ヒヤシンス・ブルーの少女」という映画を見ました。
全然、前知識なしで見たため、見た後の見ごたえ?がとっても大きかった。
あの有名な画家、フェルメールの一枚の絵をめぐってのオムニバス・ストーリーで、中世のオランダから現代までのさまざまな人間模様が深く、生々しく、しかも美しく描かれていました。
フェルメールといえば、以前、「真珠の耳飾の少女」(写真)という映画(これもいい映画でした。こんなのが好きなんです)を見て、とっても気になっていた人です。
なぜに彼はこんなにも小説の題材になる画家なんでしょう?
光の差す窓辺にたたずむ、普通の少女や女性がその光の中に時が止まったように存在している絵。
何でもない日常、その一瞬の時を、彼の鋭い眼がとらえています。
彼の生涯は不明な点が多く、今世界に、彼の作品は40点足らずしか存在していないという寡作の人だから注目を浴びるのかしら?
この映画を見ると、この青、ヒヤシンス・ブルーが数日焼きついて離れません。