フラ

今年の日本の映画賞を総なめした作品だったので、見てみたかったんです。

写真は、フラの先生が、炭鉱の娘たちにフラダンスの指導をしているところです。


常磐炭鉱の閉山による、町おこしのためのアイデアとしてのハワイアンセンターにまつわるお話です。

そこからは、はるかに離れたところにすむやまぼうしでさえ、「常磐ハワイアンセンター」といえば、思い出すことができます。


こういった話って、見る前から、ストーリーは想像できますよね。

「Shall We ダンス?」みたいなものかな?「Shall・・・」は、私にとって最高の評価の作品のひとつだから、これを超えることができるか?楽しみでした。

結果は・・・全然超えてません。

まず、松雪泰子にがイマイチひき付けられません。

草刈民代(Shall・・・のダンスの先生)のときは、すばらしかった。踊りでも、スタイルでも、顔でも、彼女は、役者として素人だったのに、その存在感が凄かった。わめいたり、大げさに芝居しなくても、そこにいるだけで充分に表現できていた。

だって、実世界では、フラダンスは素人同志のふたり、松雪より、蒼井優のほうが上手というのもね。(蒼井はよくぞ、という位見事に踊ってた)

松雪にもっと魅力的であってほしかったな。生活に疲れた元ダンサーのままで、昔の輝きを取り戻すとまでは伝わってこないんだもん。

その他の人は、期待を裏切らない程度にうまく演じきっていました。

映画も、実話を基調にしていると、説得力がありますね。

昔の映画には、よく炭鉱が出てきたのを思い出しました。落盤事故やボタ山・・・ほんの50年くらい前なのに、ずっーと前の出来事みたいで、世の中の変わり方に驚かされたやまぼうしでした。