恥ずかしながら帰ってまいりました。あれれ??横井庄一ではなくフーテンの近さんです。
17日から今日まで大台ケ原に行って来ましたんや。もっと居てたかったんやけど明日が法事どっさかい帰らななしゃあない!これだけはどないもこないも成らへん。大台ケ原に行った第一の目的は満天の星空どす。
しかし大台ケ原は雨の多い所で行っても滅多に満天の星なんて見られません。大体は雨か曇り、何とか見られても雲が掛かってスッキリとは見えまへん。しかし、17~18日は満天の星空でした。しかも明け方の明るくなってくるまでずっとどした。18日は午後9時まででそれからはガスが掛かりました。大台ケ原に星だけを見に来る人がこないに多いとはねえ。私の場合は星空がメイーンどすけど登山、鳥、それに、ここは涼しいさかい
のんびりと本でも読むのにもってこいの場所どすし退屈はしまへんわな。大台ケ原に到着してまずすることは空に向けて天体望遠鏡や星を写すカメラをセットしたはる人と仲良くなることどす。この人達は天体の事をよく御存じで星を見ながら教えてくれます。何にも知らんとただ星をボーッと見てても綺麗やなあぐらいでちょっともおもろない。そやけどガイドが説明してくれると俄然星が生きいきしてきます。なんでもそうですわな。何にも知らん神社仏閣見ててもつまらんでしょ。今回は幸いなことに元星のガイドをしていた三重県のOさんと友達になれたのでラッキーでした。Oさんは山登りも好きなので馬が合って良ろしおしたした。もう一人は京都か嵐山から来られた方Kさんですが星を写す目的だけで、星を撮ればその足で帰るのです。
 
この日は半月でした。カメラは500㎜レンズに1,7のテレコンを付けました。
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さて夜になり午後8時頃になると満天の星が見え素晴らしいロマンチックな星空です。しかし午後8時ではお月さんがまだ頭上に輝いているため空が明るいので遠くの星が見えないのと空の暗闇が薄いって言いますか、ちょっと物足りなさがあります。10時頃完全にお月さんが沈んで空が真っ黒になると星だけが鮮やかに浮かんできます。しかし京都のKさん{星の写真を撮る人}が「大台ケ原駐車場ではとトイレや宿泊施設の明かりがありまだ明るい、正木ヶ原まで登れば駐車場よりも暗くもっと素晴らしいからこれから三人で登りましょうとも事で、行くことにしました。但しこの山は多くの月ノ輪熊が出るとの事です。真夜中に山を歩くのは非常に危険です。ですからラジオのボリュームをいっぱいに上げて三人で行きました。早足で約40分です。一つ私は失敗したことは懐中電灯を家に忘れてきたため、0さんが持っていた百円ショップで買った懐中電灯を借りました、この懐中電灯は最初から点いたり点かなんだなりで不安定でしたがなんとか無事に正木が原まで辿り着きました。するとここは神秘の世界でした。枯木が立ち並んで頭上には大きな天の川が向こうの水平線までいています。
北東を見れば谷村信司が??スバル「散開星群」が5,6個見えます。双眼鏡で見ると10個は見えたでしょう、真上には双眼鏡で見るとアンドロメダ星雲が輝いてました。この星は随分遠くて195億光年だそうです。ちなみ」にシリウスは大変近くて4万光年だそうです。もちろん美川憲一も見えました。
京都の嵐山に住んだはるKさんはそら素晴らしい写真を撮らはります。銀河の前に枯れ木が入ってひ非常にノスタルジックな写真ドした、私も撮りたかったんやけど広角レンズとフリーサイズのカメラがないから満天の星は撮れません。今度は是非とその時は思ったのですが星だけにまた高いレンズとカメラを買うのもなあと思案橋ブルースです。
 
 
木星です。木星の周りを回っておるガリレオガリレイが発見した4つの衛星、イオ、エオロバ、ガニメデ、カリスト
が見えます。
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 私がもう一つ失敗したことが有りましてね。少し自立神経失調症の感がありまして急に寒くなると動けなくなります。正木が原では軽装だったので、標高1700弱で午前2時にもなると冷え込んできました。Kさんは写真を撮るのに夢中です。ガイドのOさんは明け方富士山のシルエットが見たいとのことで、寒いから一緒に下りてとは言えません。
なんぼでも寒くなる。これはやばいと判断して一人で下りる決心をしました。しかし、真っ暗なので百円の懐中電灯だけが頼りです。下り道は一つだけ分かれ道があるだけでそこをクリアすれば一本道です。ラジオも持っていませんが熊対策で大声を出しながら下れとの指示でした。心配なのは懐中電灯ですから接触の部分をしっかりテープで固定して駐車場まで明かりが消えない様に願うだけです。山道の下りには自信があります。登り40分掛かりましたが下りは全速力で20分で駆け抜けました。しかしこの20分は1時間ぐらい掛かったように思いました。
 
 
 
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大台ケ原は15年も前から5回ほど行ってますが毎回探し人があります。
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