一生に一度の富士山に登るため、富士山で気をつけたいマナーを知っておきたいと思っているあなたへ。
わかりやすく3つの大切なことを紹介します。
日本人の心の拠り所である富士山を大切にすることは、自分自身を大切にすることに繋がります。
また、マナーを守ることで登山を楽に快適に楽しめるようになります。
富士登山のマナーを考えるところから、あなたの登山の準備はすでに始まっているのです。
1 ゴミは全て持ち帰る
山にゴミ箱はありません。「自然」の中には、人間が使ったり持ち込んだものを捨てていい場所はないのです。
自分が持ち込んだものは、全て持ち帰る。
食べ物の包装、ペットボトルやティッシュペーパー、トイレで使った紙、生理用品・・・も持ち帰る必要があります。
(トイレでは指定された場所に置いていっていい場合があります。)
自分が持って帰ることを考えると、準備の段階からごみを減らす為の工夫や持っていく物を考えます。
本当にそれが必要か?
良く考えてみてください!汚れたもの、嵩張るものを使った瞬間から自宅まで持ち帰ってくることになります。
工夫していること
私は、1つで3つ以上の役目を持たないものは、山には持っていかない様にしています。
持参するもの少しでも、量を減らし、重さを減らす工夫を重ねることは荷物が軽くなり、結果として登山が楽になります。
・袋から出して、ラップに包み替える
・コンパクトで開け閉めがしやすいポーチや容器を活用する
・臭いや水分が漏れないようにビニールやジプロックなどにつめて持ち帰る
・綺麗に折り畳んで小さくまとめ、それが入っていた容器に重ねて詰め替える
《具体例》
・カップラーメンはラップに包みかえ、ラーメンが温められるコップに入れて持参する。
・レトルト食品などが入っていたファスナー付きの袋を、食べ終わった後はゴミ袋として使う。
・ゴミを小さくまとめるためにセロテープやテーピングの余りで固定する。
ゴミを減らすことは、快適な登山への近道です。
1つで一つの用途しか使えないものは、持っていかない!という準備の仕方もあります。
ザックも小さくてすみます。
2 登山道の歩き方
登山道でのマナーは、安全を確保し、快適に登山を楽しむための約束事です。
また、富士登山では高山病の危険もあるため、判断力が鈍ることもあるため、その場、その場で対応をゆっくり落ち着いて考えていく必要があります。
進む方向
富士山の登山道は進む方向が指定されています。
道案内を見ないまま、逆走してくる人がいますが、大変危険です。
しっかりと標識を確認しながら、自分の進む方向に向かう様にしましょう。
すれ違い
登山道では登る人を優先しますが、登ってくる人は「一度止まって休みたい」という気持ちを持っている場合もあります。
また、自分は道を開けたつもりでも、ザックが道を塞いでいたり、相手の進行方向を塞いでしまっていることもあります。
一度止まって、その場でお互いに確認し合いましょう。
・どちらが先に通ったほうが安全に通過できるのか?
・どのようにすれば無理なく道を共有できるのか?
・どうすれば気持良く過ごせるのか?
追い越し
歩くペースは人によって違います。そのため、抜いたり、抜かれたりしながら登山道を歩き続けることになります。
一方通行の道でも、山側から谷側への傾斜があったり、道が分かりにくい岩場を登る場面もあります。
無理な追い越しは、大きな事故や怪我に繋がりますので、絶対にやめましょう。
『対策』
・お互いに声をかけ合いましょう。コミュニテケーションがとても大切です。
・日本一の高い山を登っている長い道のりで、1秒を争わない。安全に登山を成功させるという目的を見失わないでください。
3 周囲への配慮
富士山は、年齢や性別、国籍、健康状態、障がいの有無など、それぞれの事情な異なる価値観を持った人達が、大勢の訪れて、混み合っている山です。
また、団体がツアーで訪れたり、一人で来ている人、家族連れなど、登山の目的な形態もそれぞれが違います。
そんな中で、自分勝手な行動を取ることは、周りを不快にするだけではなく、安全確保の上で大変危険を孕んでいます。
混雑する山道は、自分のペースでは進めないこともある
・山小屋に暗くなる前に到着したい人達
・ご来光に合わせて山頂に着きたい人達
・団体のお客様がグループで行動している
・マナーを十分に理解してしていない人達が、道幅いっぱいに広がって歩いている
こんな状況で山道は混んでしまうのです。があるので、今年から登山規制が始まりました。
登りたい時間も降りたい時間も集中するため、
渋滞した山道を自分のペースでは進めないという覚悟も必要です。
周囲への配慮は安全と快適さのため
せっかく山に来たのに、大渋滞の山道をひたすら黙々と歩き続ける。それだけじゃつらいから…
・仲間と一にき来たからおしゃべりもしたい。
・退屈だから音楽でも聞こうか!
・ラジオなら天気予報もわかるし、便利だね。
こんな気持ちになることは、わかります。が…
配慮の仕方
静かに山の大自然を味わいたいという人もいるはず。また、落石の合図などが聞こえないと危険です。
そのために
・大勢で固まって歩かない
・仲間内でおしゃべりが盛り上がりすぎない
・休憩の時は、固まって1箇所で休まない
・人が大勢いる時は、グループを少人数化する
・自然の音を大切にしたいので、音の出るものはスイッチを切るようにしましょう
人生を変えるかもしれない富士登山
富士山は、眺めてよし、登ってよし、描いてよしと言われます。
あなたの初めての富士登山が、人生で最高の時間となる様に、イメージして見ましょう。
マナーの持つ意味や、マナーを問われる問題に直面した時にどうするか?
マナーに悩むときには、こんな風に考えてみてください。
富士登山に、正解も間違いもありません。
一生に一度の富士登山!
あなたはどんな時間を過ごしたいですか?
まとめ
マナーを守ることは、安全に登山を楽しむため。
そして、安心して、登山成功の近道に進めることです。
「やり方」よりも「あり方」が問われるのです