２０２０Ｊ２リーグ第２４節

vs ＦＣ町田ゼルビア (デンカＳ)

主審：鶴岡将樹

○ ４－０ (45'+1 中島、77' テセ、89' テセ、90'+5 テセ)

［試合後順位］
年間：９勝５敗１０分 (+8)：６位↑

序盤にパスを回しながら相手の体力を削ぎ、前半の終了間際に前掛かりの相手の隙を付いてカウンターから先制。

相手が疲れてきた後半から、至恩と史哉で左サイドを活性化させ、更に右サイドに大本を入れて両サイドから攻める事で、ボディブローのように相手にダメージを与え続ける。

足が止まってきた頃にカウンターで追加点を奪う。

ここで攻め手を緩めずに攻め続け、今季最多の４得点。

守備も舞行龍不在の中、無失点のクリーンシート。

言う事なしの完勝で今季２度目の連勝を手にしました。　

ここまでの苦戦から、反撃の１０月となるためのきっかけとなる連勝です。

ここから、上位の京都・福岡、難敵の水戸・岡山、首位に立った徳島と、厳しい５連戦が始まります。

ようやく自分たちの戦い方が定まってきました。

エースの新太の離脱は痛い事実ですが、その不安を払拭する戦いが出来ました。

ここからが勝負です。

まずは、すぐ上にいる京都を叩き落とし、連勝記録を更新中の福岡に挑みましょう！

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【今日のスタメン】４ー４―２

Sub：テセ、本間、大本、ゴンサロ、堀米、早川、藤田

＜交替＞

45' ロメロ → 本間

45' 荻原 → 早川

64' ファビオ → テセ

64' 高木 → 大本

82' 中島 → ゴンサロ

＜警告＞

90'+3 本間

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今季２度目の連勝を目指すメンバーは、舞行龍→田上、本間→中島、シルビーニョ→ファビオの３人変更。

不動のＣＢである、舞行龍に代えて新井をＣＢで起用。

フォーメーションは、スタートこそ４―４―２でしたが、ロメロはファビオと縦の関係で４―２―３―１になり、時折、高木とポジションチェンジをしていました。

攻撃時に２列目のサイドがウイングのようなポジションを取る、後半戦に入った甲府戦から度々使う形です。

一方の町田は、前節から１人変更。ジョンチュングンに代わってマソビッチが入りました。

若い選手が多いとはいえ、ボランチより後ろがほぼ固定されている町田は、疲労が心配でしたが、アルベルト監督はそこを狙っていました。

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試合は、出足の鋭い町田のプレスに苦戦し、序盤は攻撃の形が中々作れません。

それでも、ＣＫの流れから中島のミドルシュートや、荻原の突破で打開しようと試みますが決定機とはならず。

すると、町田にビッグチャンスが。

岡田のスルーパスに反応した安藤が抜け出します。ＧＫ小島が飛び出してブロックしますが、こぼれ球を平戸がダイレクトでシュート！

あわや先制点の場面でしたが、いち早く戻った田上がスーパーブロック！！！

これは、ビッグプレーでした。ここで決められていたら、試合の流れは町田に傾いていたでしょう。

勢いを持って攻め込んでくる町田の攻撃を受ける展開でしたが、決して引く事なく耐えていると。。。

前半のＡＴでした。町田が攻め込んでいる展開の中、島田(？)のプレスから新井がファビオへ浮き球のパス。

ファビオがボールを受けながら相手を交わしつつ高木へ。受けた高木は、ドリブルで持ち上がります。

後ろから猛然と掛け上がって来た中島が右へ。左にはファビオ。更に後ろには福田。自分で打つ事も含めると、選択肢は４つ。

高木は、右の中島を選択すると、中島は落ち着いてワントラップから右足一閃！

中島はアルビ加入後、嬉しい初得点となりました。ここからもっと取ってくれよ！

町田のボランチが２人共上がっている中、効果的なカウンターで先制に成功しました。時間も、前半終了間際の良い時間です。

ハーフタイムを挟み、アルベルト監督は左サイドを変更します。

荻原の裏を狙われていた事もあり、史哉で守備を引き締めつつ、至恩で圧力を高める狙い。これが、狙い通りにはまります。

過密日程の疲労に加え、前半にボールを回して走らせた効果が現れます。

町田の選手の足が止まってきた頃の至恩はやはり脅威。

至恩が左サイドで躍動します。何度もドリブルで相手をキリキリ舞いに。

更に、右サイドに大本を入れてサイドの圧力を強め、テセを１トップにします。

すると、町田のＣＫからでした。クリアボールを拾った至恩が、相手を交わしながら素晴らしいトラップでボールを持ち出してカウンター。

少し前を走る中島に預けると、中島がＤＦとＧＫの間に絶妙なグラウンダーのクロス！

逆サイドを走って来たテセが、スピードを落とさなくて良いカーブの掛かったクロスボールをダイレクトでシュート！

ボールは、ＧＫ秋元の腕を弾いてゴールに吸い込まれ追加点！

これでもらったと思っていましたが、まだ終わりません。

大本のプレスを受けた相手のバックパスを狙っていたテセが秋元に倒されてＰＫゲット。若干ラッキーな所もありましたが、隙を逃さない姿勢が素晴らしい。

このＰＫをテセが自分で決め、試合を決定付ける３点目。

時間的にこれで終わりだな。後は無失点。なんて思っていましたが、まだ終わりませんでした。

試合終了間際のＡＴ。ＧＫ小島のロングフィードを受けたテセが福田に落とすと、福田が絶妙なクロスをファーサイドに走り込んだテセへ。

テセがワールドクラスのジャンピングボレーを叩き込んでハットトリック達成！！！

いや～素晴らしい。後半途中からの出場で、圧巻のハットトリック。

最近、テセの活かし方が上手く行ってないなぁ。なんて嘆いていたら、町田の勢いが落ちていたとはいえ、凄かったです。

チームとしても、モヤモヤ感が続いていただけに、曇天がスッキリと晴れたようです。

これで勢いに乗っていきたい。

今季初の３連勝を目指し、次節の京都戦に向かいましょう！

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【オレオ's MOM】

第２４節のオレオ's MOMは、ＦW49 鄭大世選手です

正直、２―０までは中島が本命、新井が対抗、至恩も流れ変えたしなぁと、思っていましたが、流石にハットトリックしたら、テセにするしかない

やっぱり、この男の持っているポテンシャルは凄かった。

１点目は、中島の素晴らしいクロスを走り込んで。

２点目は、若干ラッキーもあったＰＫを自分で。

そして、圧巻だった３点目のジャンピングボレー。

３６歳のストライカーが決めたハットトリックは、自身１３年ぶり。更に、Ｊ２最年長記録を更新するという記録付き。

ＡＴも含め、約３０分間の出場でハットトリックですからね。本当に敵じゃなくて良かったです…(^_^;)

加入直後の長崎戦で得点したものの、その後は連携面で不安を見せ、今一つフィットしてない印象でしたが、フィニッシャーとしての意識を高める事で本領発揮となりました。

アシストした選手も素晴らしかったとはいえ、やはりテセ本人のスキルが高い。

今後も期待しています。

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来季加入内定の三戸くんが練習に参加したようです。

もしかしたら、早いうちに出番が来るかもしれませんね。

達也や森俊にも出番が来るといいなぁ。。。

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反撃の連勝！(vs 町田)