スキルアップしたい」と話す。6日間で宿泊費、食事を含み8万3000円。今回は17歳から65歳、NPBでプロの審判員を目指す者から草野球での審判を極めようという人まで多士済々だ。1年目は「野球が好き」という思いから、ネットでスクールの存在を知って参加した。漠然と「野球にかかわる仕事をしたい」と思っていた矢先に見つけたスクールに初参加した。

「ストライク!」。「去年は野球が好きだというだけで来た。しかしトップ選手が集まる同校では「素質のない選手はプロにはいけない」という現実を思い知る。今回のスクールでもインストラクターを務めた「スクールは自分人生の中で最大の転機になった」と振り返る。井野さんは「できればもっと多くの人に参加してもらって、競い合う中で審判員が育っていってほしい」と今後もスクールの発展を願っている。

木村淳子さん(28)は前年に続き2度目の受講。まずはうまくなりたい」と真剣なまなざしを向けた。厳格なルールでさばき、的確なジャッジがあるからこそ野球はエンターテインメントとして多くのファンを集める。青木審判員は特に成績がよく“飛び級”で育成に昇格。軽い気持ちで受けられるものではない。

実際に塁審を務め、「思うようにできず悔しい思いをした」と言う。主に内野手としてプレーしてきた。「目標を達成できてうれしい」と目を輝かせる。「先輩たちの試合をジャッジしたい」と夢を見る。目標を尋ねると「NPBなんて大きすぎて目標にならない。