1月も新年のご挨拶もしないままあっと言う間に今日で終わり
この調子で1年過ぎていくのだなあ…
年が明けてすぐはものすごく忙しく最近はインフルエンザやノロの患者さんも
いらっしゃる
今年4月は薬価改正があるなあ~
そのあと糖尿病の治療薬、選択的SGLT2阻害剤がアステラスさんのスーグラを筆頭に
数社続々とでてきます
数年前から話題にはなってますがイプラグリフロジンが1月製造販売の承認が取れたので
勉強会も解禁となりました
今日はその内容に少し触れておきます
食べたことを無かったことにする
あるDrは言ってました
要は腎臓でのグルコース再吸収を担うSGLT2(Na+/グルコース共輸送担体)を選択的に
阻害することにより血液中の過剰なグルコースを体外に排出することで血糖降下します
100%再吸収されるのが1/3排出されるようになります
食べてもおしっこで出ちゃえばOKということ
400Kcal排出するからやせられるし…
特徴で良いこと
インスリンを介さないこと
体重減少作用があること→1日400Kcal排泄
カロリーを排泄するので脂肪、筋肉を分解しインスリン抵抗性も改善
TGも下げる
単独では低血糖起きにくい
メトホルミンとの併用が効果大
副作用関係は
浸透圧利尿なので 頻尿、脱水、口渇、便秘
尿路感染 →糖分の高い尿が出るのでそこに細菌増
痩せてる人には栄養状態悪化
糖新生→ケトン体+
腎臓悪い人には効かない (尿量が少ない人)
薬が適している人は
・BMI25以上の人
・男性
・他の薬が副作用で使えないまたは効かない
・食事療法がうまくいかない
…のようだ
気になる利尿剤との併用も初めは14%尿量多くなったが5日目以降は影響なしとのこと
発売までの経緯は1835年リンゴの樹皮からフロリジンという物質を作ったが
時を経て190年で製品化となった
最初にこの薬剤名を見たときステーブラと見間違えてしっまたのは
私だけだろうか
Green