薬剤師はいつ転職するのが一番いいのか?について解説します。

 

 

薬剤師が転職するのに最適な時期① 1~3月

1年間で最も薬剤師求人が多い時期は1〜3月です。
企業サイドも転職者サイドも1年で人の動きが活発になる時期になります。
企業側だと4月入社を狙った求人が最も多く、転職者も12月ボーナスをもらった後に退職する人が多い為、この時期に転職が活発となります。

普段はあまり求人が出ない病院・企業からも募集がある時期です。
今すぐ転職したいと思っていない人でも、1〜3月は魅力的な薬剤師求人が出ているケースも多いです。


【※注意点】求人が多い時期は、転職ライバルも多い
求人が多い時期(1~3月)の転職には、転職ライバルも増えることを覚えておきましょう。
人気がある薬剤師求人には、当たり前のことながら転職者が殺到するので内定獲得することは難しくなります。

薬剤師の転職に成功するポイントは、求人が激増する1〜3月を迎える前、11〜1月に転職サイトで求人を探しはじめることです。
各薬剤師転職サイトのコンサルタントに「自分に合った求人」を紹介してもらうと、転職成功率が格段にアップします!

薬剤師が転職するのに最適な時期② ボーナスを貰った7月・12月以降

今働いている病院や調剤薬局をどうせ辞めるなら、「ボーナスをもらった後」に転職した方が断然良いです。

多くの薬剤師転職者が「ボーナスをもらった後に転職したい」と言います。
しかし、一部の薬剤師の方は職場の就業規則を把握していなかった為に退職直前にボーナスがもらえない事を知り、そのまま泣く泣く退職というケースがしばしばあります。
ボーナスが貰える時期は把握していると思いますが、ボーナスが貰える条件について就業規則で確認することを絶対におすすめします。

【※注意点】ボーナスをもらった上で退職することを、しっかりと伝えよう!
ボーナスをもらった上で退職することを、しっかり職場に伝えましょう。
個人経営の薬局では、就業規則が定まっていないケースがあり、退職する際に困難を伴います。
薬局経営者の判断でボーナス支給の有無が決まる事もしばしばあるので、きちんとボーナスをもらえるよう交渉しましょう。

ボーナス支給後の時期は退職者が出やすい時期なので、退職を強く引き止めされるケースもしばしばあります。
退職・転職スケジュールは早めに調整し、職場の状況で退職が難しいような場合は余裕を持って行動するのが〇(まる)です!


 

薬剤師が転職するのに不利な時期 ブランクを空けた後の転職

ここまでは、薬剤師が転職するのに最適な時期として
①1~3月
②ボーナスを貰った直後の7月・12月
ということを述べてきました。
 
一方で、薬剤師が転職するのに不利な時期があります。
その主な代表が、「ブランクを空けた後の転職」です。
 
薬剤師の転職希望者の中には、「退職した後はしばらくゆっくり過ごしたい、ある程度経ってから転職をしたい」という人が少なくありません。
しかし、薬剤師の転職で成功するためにはブランクを空けずに、今すぐ転職活動を始めたほうがいいです。
その理由を次のセクションで述べます。
 
 

ブランクを空けた後の転職が不利な理由

理由① 面接で不利になる
薬剤師の転職でブランクを空けると、面接で不利になります。
出産や育児後といった正当な理由があれば話は別ですが、一般的に再就職にブランクがあると不利になります。
今までのキャリアに自信がある人以外はブランクを空けずに転職することがおすすめです。

理由② 焦って内定承諾してしまう
薬剤師の転職でブランクを空けると不利になる2点目の理由は「焦って内定承諾してしまう」です。
どんなにのんびりしている人でも、ブランク後の転職は思いの外「内定は取れるだろうか…」と焦ってしまうもの。
焦った結果、労働条件を落としたり、やりたい仕事ができない部署に配属されたりすることが多々あるからです。


 

今の職場に迷惑をかけず円満退社するには?

以上が、薬剤師が転職するのに最適な時期と不利な時期の解説となります。
次に、転職先から内定を貰えた時に、現在の職場に対して「退職する旨」をどう切り出すかについて解説していきます。
 

今の職場に迷惑をかけないように退職するには?
今いる職場に迷惑をかけずに円満退社をしたいと望んでいる人は多いです。
では、一体いつ「退職」を切り出せば良いのか。

それは、3ヶ月前には退職を切り出すのがベストです。
会社側から引き止めを受けることなく円満退社するためには、3ヶ月前の切り出しがおすすめです。

あなたが辞めた後に追加で人材を補充するには、最低でも1ヶ月がかかります。
会社から求人広告を出し、面接して内定後に必要書類を揃えてもらうともなると、それなりの期間が必要となります。


 

女性薬剤師ならではの転職事情とは?

女性薬剤師ならではの転職については、以下のパターンが考えられるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

女性薬剤師の転職① 残業が少ない職場に転職する
最も多いケースが、結婚後に残業が少ない職場に転職するケースです。
特にドラッグストアなど残業が多い職場に勤めている女性薬剤師は、結婚後に残業が少ない職場に転職する傾向にあります。

女性薬剤師の転職②  出産後に退職 
もう一つ、女性薬剤師に多いケースは、出産後に退職して子育てが落ち着いた後に再就職するケースです。
個人薬局など、育児休暇の制度が整っていない職場に勤めている女性薬剤師が、このタイミングで退職することは多いです。
 
 

薬剤師の転職 さいごに

以上、薬剤師の転職について解説してきました。
 
薬剤師の転職にとって最適な時期や不利な時期、女性薬剤師ならではの転職について解説してきました。
しかし、最も大切なのは「今の職場を辞めたい」、「転職してキャリアアップを図りたい」と思った時が辞め時です。

今の職場がどうしても辛いなら、転職活動を始めることをおすすめします。
今の職場を全てと思わず、辛いのであれば次の職場を探しましょう。
 
薬剤師の転職をする上では、現役薬剤師ユウさんのブログがとても参考になります。