長野に住む我が家でも、まさに“今”向き合っているテーマ。
正直、明るい気持ちで借りたわけではなくて、
読むまでにちょっと勇気がいりました。
でも――
読み始めたら一気に読了。
田舎の描写がリアルで、
自分の生活とリンクする部分も多くて、
どんどん引き込まれてしまいました。
人生の後半戦に差しかかると、
自分のこれからも、親のこれからも、
どちらも心配になりがち。
何をしても一年があっという間で、
気づくと色んなことが“同時に重く”感じられたり。
でもこの本は、
重いテーマなのに暗くならないんです。
読んだあと、ふっと心が軽くなる。
“まだやれることがある”
“もっと優しく向き合えるかもしれない”
そんな気持ちが湧いてきて、
とても救われました。
図書館でふらっと借りた一冊だったけれど、
今読めて本当によかった。
同じ悩みを抱えている人には、そっとおすすめしたい本です。
