モバイルバッテリーとは、コンセントがない屋外などの場所でもスマートフォンやタブレットなどの機器を充電でき、持ち運びができるバッテリーのことをいいます。外出先で、スマートフォンやタブレットのバッテリーが残りわずか…。そんな時でもモバイルバッテリーを携帯しておけば、いつでも充電が可能です。また、停電や災害時など、電源が確保できない時にも役立ちます。
モバイルバッテリーの容量(mAh)とは、モバイル充電器に溜めておける電気の量です。mAhの呼び方は、ミリアンペア時とかミリアンペアアワーと呼びます。3,000mAh、5,000mAh、10,000mAhなどの数値で、高い方が溜めておける電気の量が多いです。以下の画像のように製品パッケージや説明文に記載されています。
数年前は3,000mAh~5,000mAhが主流でしたが、 最近は10,000~20,000mAhの超大容量も多く販売されています。 タブレットや容量の大きいスマホ(iPhone6 plusなど)が主流になって来たからでしょうか。 ただ容量が多いのを選ぶのではなく、自分のスマホの1台分でいいのか、2台分必要なのか、使う頻度によって決める方が良いでしょう。容量が多くなるほど重たくなっていきます。
よくモバイル充電器のパッケージに「大容量スマホ約2台分」など書かれていますが、それはあまり参考にはなりません。 なぜなら、スマホでもたくさん種類があります。スマホの電池容量によって、2台充電出来たり3台充電出来たりと違うのです。勘違いしやすいので注意して下さい。 自分のスマホやタブレットが何台充電できるかは自分で計算してみるしかありません。
まず、自分のスマホの電池の容量を知る必要があります。 例えばiPhoneですと以下のようにシリーズによって電池の容量が違います。iPhone6 Plusはタブレット並みです。
iPhone5S:1560mAh
iPhone6:1810mAh
iPhone6 Plus:2915mAh
スマホの電池容量は公開されてない事もありますので、公開されてない場合は「自分のスマホ機種 電池容量」などで検索してネットで調べてみるしかありません。分解して調べている方もたくさんいらっしゃいます。
例えば、iPhoneの充電容量は、約1500mAh。5000mAhの充電容量がある携帯充電器ですと約2回分はフル充電が可能です。
何台分充電出来るか計算する時は、単純にモバイルバッテリーの容量にスマートフォンの容量を割らないでください。例えば、モバイル充電器の容量が10,000mAhで、スマートフォンの容量が2,000mAhだとして、単純計算で5台分とうことにはなりません。実際には変換ロス(3.7Vから5Vへ電圧を上げる時)が発生して、実際の容量の6割~7割程しか電流はスマホ側に流れません。 モバイル充電器の容量が10,000mAhだとしてもスマホに充電できる電流は6,000mAh程度になります。スマートフォンの容量が2,000mAhであれば、3台分ということになります。ただ電池は消耗品ですから、繰り返し充電していると出来る回数も少しずつ減っていきます。
学校や仕事先、ちょっと外へ出た時に使うなどの場合は1台分程の容量でいいと思います。旅行などで長期間電源がない場所に行く場合は、それなりの容量を選ぶとよいでしょう。
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