スポーツマンシップ、

私の好きな言葉です。


でも、人によって考え方が違うので

簡単に共通理解を得るのが難しい言葉でもあります。


「相手の裏をかく」「相手をだます」

これはスポーツマンシップに反することでしょうか?


「正々堂々」

それに勝るスポーツマンシップは

ないのかもしれません。


しかし、自分(たち)ではない相手と対戦する以上、

必ず力の差があり優劣をつける事になります。


その為には「相手の裏ををかく」事は必要です。

「真っ向勝負」しながら「騙し合い」をするのです。


その勝負に勝つためには、

フィジカルだけではなく

ルールの理解を深め

テクニックにも磨きをかけなければいけません。


時には体をぶつけることになることもあるでしょう。

相手の妨害となるプレーをすることもあるでしょう。


どこまでが許されて、どこからが許されないか。

スポーツマンシップに反する事がNGなのか。


冒頭に書きましたが

一人ひとり考え方が異なるのが

スポーツマンシップです。

であるならば、OK・NGの基準は

ルールに反するかどうか、です。


ルールを細かく理解し、そのルールの中で

「真っ向勝負」をしながら「騙し合う」


主観的な考えで、スポーツマンシップに

則っているか・反しているか、

正々堂々とは何か、

そんな事を考えながらプレーをしていたら

100%の力は発揮できません。


ルールの中で勝つ為に全力を尽くす、

それこそがスポーツマンシップだと思います。




と、ここまでは、

大きな反対意見は少ないのではないでしょうか。


スポーツマンシップは

対戦相手にだけではありません。

審判に対しても同じです。


先ほど、テクニックも磨くべきと書きましたが

単に技術的向上だけではなく

審判を騙すためのテクニックもあると思います。


自分にとって有利な判定を得るため、

反則・違反ととられないギリギリの駆け引き。

それにはそれなりのテクニックが必要です。


軽いものなら、

ストライク・ボールが微妙な投球を

自信満々に見送るようなこと。

一見悪質なものなら

タッチプレーの空タッチなど。


全然問題ないプレー。

全ての判定は審判がすることだから。


一方で、

アピールや確認を超えた審判への抗議や、

態度で不満を示すことは

スポーツマンシップに反してしまいます。


審判は公平に公正に判定することこそ

スポーツマンシップなはずなので、

先のような審判を騙すようなテクニックには

できるだけ騙されないように努めています。



また、これは海外との文化の違いかもしれませんが、

大差がついた場合などでのプレーについて。


これは、どんな状況でも全力を尽くすことこそ

スポーツマンシップであると思うので、

バント・盗塁をしても良いし、

何点でも取れるだけ取りにいくべき。


試合が終わっていない以上、

どんな逆転劇が起こるかわからないですし。


どちらかと言えば、

適切なコールドゲームを適用できていない

ルールにこそ問題があるということ。


誰かの主観的なスポーツマンシップ、

所謂「暗黙のルール」を守ることが良しとされるなら

そのスポーツは衰退していくことでしょう。



まとめ


スポーツマンシップ

とは

ルールの中で何をやっても良い