小田急線 祖師ヶ谷大蔵

「やきとり たかはし」



俳優の寺島進がテレビで絶賛していて

北野武を連れて行って 美味しいと言っていた

となんかでみて 気になったので初めて行ってみた


古い店で 親父さんと息子さんでやっていて

親父さんは80くらい

「やきとり」と書いてあるが これは自分の師匠の店 蕨の「やきとり喜よし」と同じく

もつ焼き、焼きトンの店だ


食べログとかでどんな店なのかみてみると

串は美味しいんだが 接客はそっけなく常連のお客さんしか相手しないとか いろいろネガティブなことが書かれていて ちょっと緊張して店に入る


息子さんに 「1人なんですけど」というと

焼き台前の特等席を勧められる

瓶ビールは大瓶と中瓶と小瓶まである

もちろん大瓶を頼み たん かしら しろの3本をおまかせで焼いてもらう





まずはこの3本食べただけでこの店の実力がわかる


串は大きくなく だいたい30グラムくらいかな

焼きの技術がさすが文句なく しろのボイル加減も良いんだが なによりも感心したのが 醤油タレがさらっとしていて 甘さの加減もちょうどいい

間違いなく美味しい焼きトンのタレ自分のなかでは今まで食べたやきとん屋で最高クラスだな


結局ほとんどの串を注文したんだけど

まあ全て美味しい













オン年 傘寿(80歳)という親父さん

特に何か喋ることはないんだが

ぜんぜん感じが良くて ネットに書かれているような悪口は自分はまったく気にならない

接客はこれでなに文句あるのかよくわからない

この店が合わない人は常連のお客さんがいっぱいいるからか

それと2人でやっていて黙々と仕事しているので

特に笑顔で愛想よくとかいうことがないことか

自分は場面を全く読めないお客さんとかが文句言っているのかと思う

失礼ながらこの年までこのようにきちんと仕事をしている先輩をちょっと尊敬してしまう




自分以外は確かに全員常連のお客さんばかりだったみたいだけど 

隣のお客さんと少し話しもして

「初めてなのに串の注文の仕方とか 完璧ですね

慣れてますねー」とか言われたけど

もちろん 自分もつ焼き屋やってます などと余計なことは言わなかった

常連のお客さんと一緒にお酒飲みながら仕事してる親父さん 常連のお客さんはみんな仲良し

ほのぼのとしていい感じじゃあないですか

だから自分はアウェイ感はなく すごく気持ちよく

頼みすぎて お会計は5700円


サイドメニューはきゅうりしか無かったけど 

サツマイモの串甘くてネットリ美味かったなあ

まあしいて言えば 美味しい煮込みがあれば100点なんだけど

正当なもつ焼き屋 再訪間違いなし