2020年夏に開催予定の東京五輪・パラリンピックが、学生の就職・採用活動にも影響を与えそうである。経団連の榊原定征会長が、今の大学1年生が対象となる2021年春卒業の就職活動の日程について見直しも含めて検討する考えを示したそうだ。
きょうの各紙が「就活解禁、五輪で早く? 21年組経団連が検討」(読売)などと、取り上げている。
それによると、就活日程は経団連がルールを定め、会社説明会、採用面接の解禁をそれぞれ「3年生の3月」「4年生の6月」としている。ところが、榊原氏は「東京五輪の開催で大会場が占有され、今までのようにできない特殊事情がある」として、面接解禁を3月か4月に前倒しする案や、人手不足による通年採用の拡大を背景にルール自体をなくす案も挙がっているという。
経団連がルールを見直す背景には、東京五輪開催の理由ばかりでなく、加盟していない外資系企業などが早期に選考を開始して、優秀な学生を早く獲得しており、加盟企業の間でも就活日程の前倒しを求める声もあがっているからでもある。
ただ、大学側では「就活早期化は学業がおろそかになる」との懸念もあるなど、調整が難航することも予想される。就職活動の日程見直しもいいが、最近は読書をほとんどしない学生が増えていることも心配だ。
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