le cinema du jour
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ゴッドファーザー

十何年か振りに見た、ゴッドファーザー。すんごい映画でしたね。前に観たときは若かったし、長い映画だな~くらいしか思わなかったんですが、複雑な綾をなす壮大な叙事詩だったのですね。


前に観た映画を年とって観ると、また面白みが発見できて楽しいってことが、実感できました。


しかし30年以上も前の映画なんて、信じられない。昔の映画の方が、丁寧に作っているよね。

アンジェラ

リュック・ベッソン、久しぶりやんと思って、かなり期待を込めて見たのだ。パリはモノクロでもステキね。ああ、パリに行きたくなるような映画だわ。


ラブストーリーだから、スピード感はあきらめていたけど、前半はあまりにもリズムがなさすぎ。後半になって少しよくなったかな。ちょっと説教臭いけど、まあ許容範囲だよね。


ブロークバック・マウンテン

すごく期待して見に行ったのに、ちょっとコケたな~。沢木耕太郎が朝日新聞で絶賛していたほど、「美しい別れの物語」じゃなかったぞ。葛藤の物語だと思うんだけどな。


山々の自然が美しく、映画を観ているだけで自然を堪能できる感じがしたのは、よかったわ~。こんなところでキャンプして…なんてステキなんでしょう。愛が芽生えるのも当然よ~。釣りに行きたいわ~。


関係ないけど、あの字幕のフォント、なんであんなのにしたのかしら。読みにくいったらありしゃしない。


ホテル・ルワンダ

ルワンダの虐殺って、新聞の記事で見たくらいの知識しかなかったけれど、この映画をみたら、その凄惨さに驚いた。


映画だから多少脚色が加えられていることを差っぴいても、こんなに恐ろしいことが行われたいたなど、平和なこの国に住んでいる人間には、とても想像がつかないよね。想像力の欠如って恐ろしい。


人道的な支援はキリがない。線引きをどこにするのか。これは永遠の課題かもしれないな。


「ナイロビの蜂」を見てたら、この映画のことがアタマをかすめた。

単騎、千里を走る

健さんのワンパターンとも言える、不器用な男の演技。寅さんと同じで、分かっちゃいるけど見てしまうんだな~。


雄大な中国の映像は、一見に値しますね。あんな場所には絶対に、自分じゃいかないと思うから。そういう意味でも、この映画の醍醐味はあるかも。特に村が総出で宴会をやるシーンなんか、鳥肌が立ってしまう。中国には色んな意味でかなわないよ。その底力を見せ付けられたような気がするな。


ストーリーの伏線ともなる仮面劇も美しい。その俳優さんも素人だそうだが、いい味を出しているよ。


この映画の公開前に、様々なテレビ局がパブリシティ番組をやっていて、それを結構見ていたのだ。だから映画をみながら「このシーンはああいうエピソードがあるのね」と行ったような、裏ネタをダブらせながら楽しめたのは面白かった。パブリシティ番組も、たまには見ておくといいわね。


ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ

ウォレスとグルミット、テレビでしか見たことありませんでしたが、スクリーンで見られてハッピーざます。ディテールが凝っていて、その仕事の丁寧さには感服します。ストーリーはいつもの通り、起承転結がしっかりしていて、安心してみていられます。


こういう映画は吹き替えで見るのが一番です。なぜなら、字幕でスクリーンが汚れてしまうから。せっかくの画像を字幕なんぞでジャマされては困ります。ウォレスの萩本欽一はテレビ同様、のんきな声。少し年取ったかな~。

ナイロビの蜂

陰謀、サスペンス、夫婦の愛、アフリカ問題、企業倫理…と、様々な要素をうまくミックスした映画でしたね~。原作は読んでいませんが、かなり忠実に描いたのではないでしょうか。これがハリウッド製だったら、悪役と善人がはっきりしていて、分かりやすい映画にしただろうけど、そこは老獪なイギリス映画、なかなか複雑に描いております。

映像が美しい。アフリカの原色と、ヨーロッパの暗い色。うまく使い分けています。太陽の光の違いを、観客も実体験できる感じ。

ちょっともう一度、見てみたい映画です。


モーターサイクル・ダイアリーズ

若き日のチェ・ゲバラが南米大陸縦断の旅に出る。そこで出会う人々や体験が彼の人生を形作っていくんだな。

特にハンセン病施設で、彼が見聞きしたことは、大きな影響を与えたんだろうと思われる。

まぁチェ・ゲバラの青春映画としてみなくとも、十分に満足できるロードムービーだよ。

若いときに見たら、結構、影響されたかもね。

ボーン・アイデンティティー

マット・デイモンがCIAの人間武器かぁ?

ちっともそれらしくないんだよね。それが映画に面白味を与えているんならいいんだけど、ミスマッチだよな~。どうみてもアイダホのジャガイモ農園で働く、朴訥なにーちゃんにしか、見えないもん。ちょっとアクションはつらいよな、あの顔じゃ。


いや、ウラを返せば、このミスマッチが面白いかもしれない。どー見てもトロそうなにーちゃんが、キビキビ動いて、銃なんか取り出したり、カンフーみたいに戦ったり。


アクション映画にしては、まったく爽快感がない。すっきり感もない。暗~い感じばかりが、作品を覆う。決して、映像の暗さではない。話自体は、そんなに暗くないんだから。何なんだろう。やっぱり、マット・デイモンがアクションに挑戦した「残念!」感が漂っているからだろうか。ちなみに原作と映画は、まったく違うそうです。本の方が面白いらしい。あたしは読んでないんだけどね。ご参考まで。


監督: ダグ・リーマン

原作: ロバート・ラグダム

脚本: トニー・ギルロイ、ウィリアム・ブレイク・ヘロン

出演: マット・デイモン、フランカ・ボテンテ、クリス・クーパー

2002年、アメリカ

ミュージック・オブ・ハート

夫に捨てられた女性が自立するため、得意のバイオリンを武器にスラム街の小学校に乗り込み、子供たちに音楽の楽しさを教える。文部科学省ご推薦っぽい、ありがちな映画。


練習しない子供たちへのガミガミぶりは、大したもの。世のお母さん、あなたのしていることは他人もしている。


困難もそれなりにあるけど、周りはいい人ばかりだから、ハラハラなんかしない。実話に基づいた話らしいけれど、そのうわべだけを、うっすらと湯葉のようにすくい取っただけ。


でもこの映画がいいのは、最後のカーネギーホールの演奏。有名な人がでているのかもしれないけれど、理屈なしに楽しめる。何台ものバイオリンだけの演奏は聞く機会がないから、これを聞くだけでもぐっど。


監督: ウェス・クレイヴン

脚本: パメラ・グレイ

出演: メリル・ストリープ、アンジェラ・バセット、グロリア・エステファン

1999年 アメリカ

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