『広島に出張行っててん！広島にもお好み焼きあんねんな。
むこうはな・・お好み焼きの中に焼きそばが入ってんねん。
せやねん・・・焼きそばやねん！！』
・・・・・焼きそば？？焼きそば？？？
おばちゃんの頭の中・・・『焼きそば』が・・・響き渡った。
『おばちゃん！！まいど！！あれ・・・新しいメニュー増えてるやん？？
おばちゃん！モダン焼って・・・なんやねん？？』
モダン焼はなーお好み焼きの中に『焼きそば』が・・・入ってんねん！！
『焼きそば？？斬新やな！！おばちゃんが考えたん？？』
せやで！！若い頃・・モダンガールと言われた『うち』が考えてん！！
大阪のお好み焼き店に『モダン焼』と言う新メニューが追加された。
お好み焼きの中にソバを入れたのは・・・
大阪か・・・広島か・・・どちらが先だ？？
考えるな！欲張れ！両方食え！ＧＯ・ＴＯ・イート！！
『昭和モダン』
昭和時代の初め・・・和洋折衷の近代市民文化の事である。
最先端の洋装を身に着けた女性は『モダンガール』と呼ばれた。
野風 ぐぐる。
わしが子供の頃・・・・
日本は戦争しててな・・・
戦時中やったさかい・・・ほんま食べ物無かってな・・・
いつもお腹いっぱい食べる事ばかり・・・
考えてたねん・・・・
ええ事・・・教えたろか？？
今日・・・マクドのグラタンコロッケバーガー発売日や！！！
今から一緒に行くか？？？
おじいちゃん・・・おごったるさかい。
『うん！！！行くに決まってるやん！！！』
野風ぐぐる。
オム・・マニ・・ペメ・・フーム・・・
オム・・マニ・・ペメ・・フーム・・・・・
マントラを唱え首都ラサへと向かう。
ここは仏教の聖地・・・チベット・・・・
俺は・・・もう・・・仏教徒になんねん！！！
この地に・・・・チベット出張所を開設する。
『おーい！！こんな所まで来てたんか！！大阪に帰るで！！！』
大阪？？嫌や！！絶対に嫌や！！嫌やで！！！
『辛い事・・あったけど・・お前が居らんかったら・・俺ちゃうねん！！』
スノーボードを肩に担ぎ・・・
ひたすら山頂を目指し登っている。
頂きから最高のドロップ！！！バックカントリースキー
ここは東洋のサンモリッツと言われる・・・ニセコアンヌプリ。
ここに北海道出張所を開設する。
『おーい！！こんな所まで来てたんか！！大阪に帰るで！！！』
大阪？？嫌や！！絶対に嫌や！！嫌やで！！！
『辛い事・・あったけど・・お前が居らんかったら・・俺ちゃうねん！！』
そこの旅人よ！！お前に問題を出そう！！
答えられねば・・・お前を喰らう！！！
朝は４本足・・・昼は２本足・・・夕方は３本足・・・この生き物は？？
『答えは・・・人間・・・人間・・・・人間・・・・・』
ここはギザ・・・・
この地にエジプト出張所を開設する。
『おーい！！こんな所まで来てたんか！！大阪に帰るで！！！』
大阪？？嫌や！！絶対に嫌や！！嫌やで！！！
『辛い事・・あったけど・・お前が居らんかったら・・俺ちゃうねん！！』
少し前・・・・何かが・・・音を立てて崩れた。
それは・・・俺の精神が壊れる音だった。
分裂した自分を探す旅・・・・
至るところに出張所を開設しようとしていた自分・・・
自分たちを・・・・ひとつにまとめた。
この世は楽しい事より・・・
辛い事の方が圧倒的に多い・・・・・
でも・・・生きて行かなければ・・・・・
もう一度・・・ゼロから・・・いや・・・マイナスから・・・
頑張ろう！！！みんな‥‥頑張ろう！！！！
自分で・・・・・
自分を・・・・・・・・・・
応援した。
野風 ぐぐる。
『あなたはロボットですか？』
最近・・・多ない？
ロボットが人間にロボットですか？
大変・・・失礼やで！！！
横断歩道の画像をすべて選択して下さい。
横断歩道の画像？？
どれやねん？これと・・・これと・・・これや！！
えっ！！間違った！！！
ウソやろ？？
俺は・・・今から・・・ロボットか？？
ガソリンとか飲んだらええの？？
『いらっしゃいませ！！ハイオクですか？レギュラーですか？？』
残念ながら・・・こう見えて・・・
レギュラーちゃうねん。補欠やねん！！
試合・・出たいねんけどな・・・
『ハイオクで良いですか？』
ハイオク？・・・廃奥？？
かも知れんな・・・
『満タンですか？』
やる気は満タンやで！！
『はいよ！！ハイオク・・・満タン！！！』
世の中・・・・変わってきている。
野風 ぐぐる
小さい小さい頃・・・
ブランコから手を離し・・・背中から地面に落ちた。
『大丈夫！！大丈夫！！』
そう言って・・優しく優しく・・・母の大きな手が僕の背中を撫でた。
『大丈夫！！大丈夫！！』
少し成長した・・・僕の背中・・・・母の手が優しく撫でた。
『大丈夫！！大丈夫！！』
もう少し成長した・・・・僕の背中・・・母の手が優しく撫でた。
『大丈夫！！大丈夫！！』
大きくなった・・俺の背中・・・今日も・・・あの時と変わらず・・・
優しい手が・・・撫でている・・・・
病室のベッドの上・・・酸素呼吸器をつけ・・・・
『ゼイゼイ・・・』・・・・
地球の空気を・・・力いっぱい・・・・吸った。
タバコとは無縁の母が・・・・
先月・・・・肺がんで亡くなった。
タバコ・・・辞めよう・・・・
今も・・・俺の背中を・・・・・
優しく・・・・優しく・・・・・
野風 ぐぐる
