なんとかなるもん! | ~バカだからこそ伝えたい~柳生龍の作家手帖|小説や詩、坂本龍馬のファンに贈るブログ

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柳生龍と木夕が執筆した小説や詩、坂本龍馬に関する情報をお届けします。柳生龍の作家への道のり


同じツアーの人にAB型と言われた一人旅好きのゆうたです。

なぜか、3月ごろの日記が消えているので、アップしたいと思います。

今回は初のヨーロッパ。語学力は皆無で、さすがに一人は不安だったんですが、英語もフランス語もまったくしゃべれなくても、身振り手振りで伝わるみたいです。

買い物をしていても、どれが美味しいワインかわからず、出せる値段のワインを指さして『YOU、チョイス? 』と選んでもらったり、タクシーの運転手には、ホテル名をかいた紙を見せて、連れて行ってもらったり。

ホテルでWi-Fiつなげてー、とiPhoneを見せてなんとか、おしきる。

人間、なんとかなるもんです。

おそらく、電子辞書でも持っていれば、さらに意思疎通がしやすかったでしょう。

ある程度、事前に調べていけばツアーなんていらなかった、と思います。

こちらは治安も悪く、スリが当たり前におり、どうやったらそんなに気がつかれずに盗めるのか、教えて欲しいものです。きっと対策しやすくなるだろうしね。

他にもフレンドリーに話しかけてきて、勝手に人の指にミサンガをまきつけてゆき、完成すると50ユーロ(約6000円)を払うまで観光客の手を離さない。

他にまアンケートに協力してください、と声をかけ、それに応えたら、お金を請求してくる。

面白いので、日本人が騙されていく工程を観察していたのですが、お金を請求してくる段階になると悪魔でも乗り移ったかのように、豹変してヒステリックな雰囲気で要求してくるので、わけもわからず財布を出してしまうみたいです。

そこまで観察させてもらったので、まるで店員さんがなかなか来ない店で「すみませーん」と叫ぶような大声に怒気のスパイスをふりかけて、「おい、ふざけんなよ!」と俺が声をはりました。

騙すほうも騙されるほうも、一瞬身体が硬直するので、その隙を見計らって二人の間に手で割ってしまえば、その日本人を解放することができました。

困ったときはお互い様ですね。

どうやら生きていくうえで、気迫と能天気な気持ちが大切みたいですよ。

さて、他国の悪口いっていても印象が悪いので、いいところも語りましょう。フランスのいいところは、みんな緩いところ。

仕事は、「生きていく上で、必要なお金を稼ぐためにする」という考えで働いているので、「お客様は神様です」なんてアホらしい考えもないわけです。けっして、いい加減なわけではなく、お客・店側もお互いの優しさで成立していて、裸の人間同士のやりとりになります。

労働時間も法律で義務化されており、週35時間までしか働けません。有休やバカンスも日本の権利と違い、義務になっているため、休みが非常に長く、多いです。

自分の時間が取れているおかげでしょう。
おおらかな人が非常に多い。
東京みたいにガツガツした人はいませんでした。

ルーブル美術館も6時までなのに、5時半ぐらいから追い込み漁のごとく見れる範囲を狭めていき、6時までには完全撤退させられます。

日本はサービスを商品にしてしまったために、お店側にもとめすぎなんでしょう。

まー結論はご自身で、考えてください。

長くなったので、今日はこの辺で。