ここ数日、頭痛がしていたのですが、どうも風邪ぎみの模様。
わがままをいわせてもらって、一日お休みさせていただきましたぁ。
区民運動会も行けず、ただただ体をやすめておりました。
なので今日は政治ネタはお休みで、映画の話題を。
この間、家族で「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」を観てきました。
ウルトラマン映画シリーズ40周年記念の作品ということもあって、
初代ウルトラマンのハヤタ隊員や、ウルトラセブンのモロボシ・ダンなど、
懐かしいヒーローが、勢ぞろい。
それぞれが、映画のなかで変身しますが、
そのシーンが圧巻です。
幼いころ、小さな胸をわくわくさせながら
そう、ときにはつらかったときにも、勇気と元気をもらったなぁ・・・と思い出して。
過去にフィードバックしながら、懐かしさがこみ上げ、
自分がだんだん、隣にいる息子ぐらいの大きさに縮んでいくような妙な感覚に
なりました。最後に、涙がホロリと落ちましたよ。
ウルトラマンシリーズは、人間への限りない信頼と愛に満ちています。
映画のなかでも、たとえばこんな台詞がとびだします。
「未来を信じる心の強さが不可能を可能にする。
信じる力が勇気になるんだよ」
これは、ウルトラ兄弟たちがメビウスの未来くんにアドバイスし、
それをまた、男の子に未来君が「受け売りだけど」としゃべるシーンです。
失敗しても恐れるな。とやさしいまなざしで語りかえる兄さんたち。
大切なのは、最後まであきらめないことだ。
職場のなかでの上司のありかた。あるいは、家庭のなかでの親のあり方
そんなことも、考えさせられるシーンだったです。
それから、こんな台詞もあります。
「ね~。なんでウルトラマンで命がけで私たちを守ってくれるのかな?」
「それはね、人間が好きだから。彼らは、きっと人間が大好きなんですよ」
共産党はなんで命がけで戦争に反対したの?
それはね、人間が大好きだから。きっと人間が大好きだからだよ。
僕は、息子に、きっとウルトラマンの話と重ねあわせてこういってあげたいと
心にあたためています。もちろん、おおくの若者にも話してあげたいと思います。
また、ロケ地は神戸でした。あのたくさんの命が失われた阪神淡路大震災から11年。
ハヤタがこういう台詞をいいます。
我々ウルトラマンは決して神ではない。
どんなにがんばろうと、救えない命もあれば、届かない思いもある・・・
僕には、だからこそ、こんなふうに聞こえました。
「一人の命も無駄にしてはいけない、その思いで一瞬一瞬を大切にして
生きなければいけない。命を守ることに携わるものには、それだけの責任があるんだよ」と。
ウルトラマンは、ずっぽり僕のこれまでの人生にはまっています。
そして、きっとこれからも。
人間への限りない愛と正義を大切にする心を
エンターテイメントのなかでこどもたちに考えさせていく。
こういう文化がもっともっと育っていくことを心からねがっています。
だって、楽しいものね。