中の湯登山口から5時47分にスタート。




開始15分で登山道に廃車がありました。


大きなキノコ。



高さ20メートル程の倒木。



山頂直下の岩山は立ち入り禁止の看板があります。垂直以上にせりだしていました。




山頂直下の正賀池。


岩から硫黄のガスが吹き出しています。

近辺の岩肌を触ると熱かったです。


山頂に到着。




崖の上に1本だけ枯れ木があります。



動きそうで動かない岩。


下山中12時くらいにゴールまで15分のところで3〜4歳のお子さんから80代のおばあさんまで10名以上の外国人大家族が立ち往生しており、英語で話しかけられました。

南米の顔立ちでスペイン語でした。おばあさんは「インカ帝国の末裔」といった顔立ちです。

みなさんスニーカー、サンダルで登山用品は身につけていません。

食料、水も見当たりません。


大家族

「山頂まで何時間くらいですか?」


自分

「通常3時間くらいですが、小さいお子さん、高齢者がいるので5時間はかかると思います。」


大家族

「本当ですか!?」

と言って家族会議を始めました。


自分

「仮に山頂まで行くと下山中に日が暮れて真っ暗です。ヘッドライトはありますか?」


大家族

「無いです。」


自分

「とても危険です。熊も出るので引き返したほうが良いです。自分はこの熊よけスプレーを持ってます。」


大家族

「日本の熊はどのくらいの大きさですか?」


自分

「成獣で150センチくらいです。」


大家族

「it's easy.(楽勝だ。)」

と言ってみんな笑っていました。


こんな感じでしたが、自分の説得に応じて下山することになりました。

日本アルプスでの遭難が多発しているので、何事も無く良かったです。