八木研究室ブログ
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ラグビー … コーチ・アドバイスの科学的根拠

ラグビー コーチ・アドバイスの科学的根拠

キーワード;コーチ・アドバイス、科学的理解、初歩的物理用語、納得、上達、ワールドカップ優勝


★スポーツコーチに、せっかく重要な上達のアドバイスを受けても、なぜそうするかの科学的根拠が納得できず、上手く行っていないという残念でならない現実があります。

それを改善するために、大学で面白い「スポーツ力学」の講義をしています。そこでは、あらゆるスポーツ動作を中学・高校初年級で学習する科学(物理)用語を用いて解説しています。それを聞いた学生は自分の得意とするそれぞれの種目において、コーチアドバイスの科学的根拠を意欲的に研究・整理しています。その内容をこのブログを通して公開いたいのです。本人の了解で連絡先まで記しました。大いに議論して欲しいです。

但し、その内容は発展途上で完全に満足できるものではありませんが、少しずつ改良して、多くの人が使えるレベルに引き上げる必要があります。読者の皆さんはどうぞ自由に使って頂き、それを発展させてほしいです。分らないことは大いに議論し合いましょう。ぜひ、ご質問ください。

これで、多くのスポーツ愛好者がコーチの元でより良い合理的な、否、科学的な上達を目指せればカッコイイですね。そうすると、理解できないことによる体罰や無理した練習による怪我も少なくなり、皆がHappyになれるという訳です。そして、皆が健康になれば莫大な医療費削減につながり、国としても助かります。今回はラグビーで出しますが、近く、野球・サッカー・バトミントンなど多くのスポーツ種目について発信しますのでご期待ください。

@キャッチコピー

@スポーツ上達のコツを、勘と根性でなく、皆が分る科学の言葉で普及させる!

@これを「もっと早く知っておればもっともっと上達したのに」という後悔をさせない! @科学(物理)用語は中学・高校初年級で皆が学習するものにして皆に分り易くする! @あなたの子どもや教え子そして仲間に必ず自慢できるものに改良してほしい! @学校のクラブ活動、ジュニアのクラブ、生涯学習教室などで、広く活用したい。 @小さな大会から国体、更には2020のオリンピックまで大活用してメダル増産に繋げよう!

★参考図書・・・スポーツ上達の力学・大河出版・八木一正著,

ブーメランは、どうして戻るか(ジャイロ物理)・大河出版・八木一正著





理科教育・学会功労賞を受賞

日本理科教育学会より学会功労賞を受賞、報告させて頂きます!

 受賞理由は以下の実績かと思われます!

・東北支部長および全国理事を務める!(平成20年4月1日から平成25年3月31日まで5年間)

・特記事項・・・ 東北支部長時に支部の活性化、特に若手育成のための顕彰制度の立上げに尽力したこと。その制度は全国の各支部の支部賞の立ち上げに影響を与え、若手育成の機運を全国規模に広げ盛り上げることに貢献した。

1.東北の評議員在任14年間、支部研究大会の活性化に積極的に関わった。発表件数も以前は年間10件程度であったものが、支部長時等の尽力で30件を超えるまでに増えて支部学会の活性化に繋げた。個人的にも研究室全体では79件も発表し先頭に立ち活躍した。

2.東北支部、特に若手育成のために支部賞を立上げ、過去6年間に東北支部では18名の授賞者が生まれ、若手研究者の意欲向上育成に貢献した。

お礼・・・支部賞の立ち上げが難航しダメかと思う程でしたが無事成功して良かったです。とにかく、やる気のある若手研究者を育てようとするのは 我が国では何故か、大変難しいということが分りました。20158月・京都大会に於いて退職後約4か月後に受賞させて頂きました。お世話になった方々、協力して下さった方々に心より感謝したします。


バスケットボール … コーチ・アドバイスの科学的根拠

バスケットボール … コーチ・アドバイスの科学的根拠 2015.4.23


キーワード;コーチ・アドバイス、科学的根拠、納得、上達、金メダル増産

              


★スポーツコーチに、せっかく重要な上達のアドバイスを受けても、なぜそうするかの科学的根拠が納得できず、上手く行っていないという残念でならない現実があります。

それを改善するために、大学で面白い「スポーツ力学」の講義をしています。そこでは、あらゆるスポーツ動作を中学・高校初年級で学習する科学(物理)用語を用いて解説しています。それを聞いた学生は自分の得意とするそれぞれの種目において、コーチアドバイスの科学的根拠を意欲的に研究・整理しています。

その内容をこのブログを通して公開いたいのです。その内容は発展途上で完全に満足できるものではありませんが、少しずつ改良して、多くの人が使えるレベルに引き上げる必要があります。読者の皆さんは無料です。どうぞ自由に使って頂き、それを発展させてほしいです。分らないことは大いに議論し合いましょう。ぜひ、ご質問ください。

これで、多くのスポーツ愛好者がコーチの元でより良い合理的な、否、科学的な上達を目指せればカッコイイですね。そうすると、理解できないことによる体罰や無理した練習による怪我も少なくなり、皆がHappyになれるという訳です。そして、皆が健康になれば莫大な医療費削減につながり、国としても助かります。

今回はバスケットボールで出しますが、近く、野球・サッカー・バトミントンなど多くのスポーツ種目について発信しますのでご期待ください。ただし、分り易くするために、様々な方のイラストを使わせて頂きました。ここでお礼を申し上げます。ただし、実際の場面での活用時は著作権が発生しますので、使うときは気を付けて下さい!



@キャッチコピー

スポーツ上達のコツを、勘と根性でなく、皆が分る科学の言葉で普及させる!

これを「もっと早く知っておればもっともっと上達したのに」という後悔をさせない!

科学(物理)用語は中学・高校初年級で皆が学習するものにして皆に分り易くする!

あなたの子どもや教え子そして仲間に必ず自慢できるものに改良してほしい!

学校のクラブ活動、ジュニアのクラブ、生涯学習教室などで、広く活用したい。

小さな大会から国体、更には2020のオリンピックまで大活用してメダル増産に繋げよう!

参考図書・・スポーツ上達の力学・大河出版・八木一正著












今春、定年退職しました!



2015年3月定年退職しました!14年間楽しい充実した日を送れて感謝感激です。素晴らしい研究室の学生にも恵まれ楽しかったです。卒論も一つ一つが素晴らしかったのでテーマのみ公表します!お世話になった方々に心よりお礼申し上げます。有り難う御座いました!

4月からもどこかで研究を続け、またどこかで発表しようかなと考えております。今後ともよろしくお願いいたします!

終わりに、退官記念講演を地元新聞2社に記事にしていただきました!ご紹介させていただきます。


研究室:過去 卒論・修論テーマ

2002、H143月卒

①船見・・最大・最少G測定機の開発と遊園地での活用に関する研究

2003、H153月卒

②遠藤・・寒冷期における草花の屋外栽培に関する実証的研究 ―“エコキャップ”による光と温度の変化―

③星野・・子どもたちの理科概念の変容の研究―小学校四年における昆虫観の変容から探る理科教育―

④福田・・理科教育におけるメタファの研究 ―電流学習を中心に―

⑤佐々木・・中学校理科における濃度・密度概念形成の研究・・・

⑥久坂・・学校外施設を活用した科学体験学習における教育効果の実証的研究 ―遊園地を活用した科学イベントを例に―

2005、H173月卒

⑦久坂・・(修士);学校外施設におけるメタ認知の向上を重視した教育効果の実証的研究―遊園地での科学体験学習を例に 

⑧渡邊・・理科授業における学習者のメタファ創造による教育効果の実証的研究

2006、H183月卒

⑨平山・・理科教育としてのスポーツ力学研究 ―ジャイロを使ったスポーツ動作を中心に―

⑩三上・・メタ認知的支援が素朴概念の修正に及ぼす効果 ―遊園地を活用した科学体験学習を例に―

2007、H193月卒

⑪菅原・・ものづくり体験を通した理科好き育成の実践研究

⑫稲波・・理科好きに関する日米比較研究 ―科学体験学習の実践を通して―

2008、H203月卒

⑬押切・・中学物理分野における論理的枠組み形成の研究 ―物理を強くする実践研究を通して―

⑭木村・・環境行動を引き起こす動機づけに関する研究 ―「ジレンマワーク」を活用した教育実践を通して―

⑮渡辺・・室温成層化防止に関する省エネ研究 ―小学校での環境教育実践を通して―

2009、H213月卒

⑯谷村・・スポーツにおける科学的視点の育成を目指した実践 ―ハンドボールのジャンプシュートを例に―

⑰加藤・・物理の本質を理解させ理科の苦手意識を克服する試み ―高校での教育実践を通して―

2010H223月卒

⑱田口・・小学生の物理力UPを目指した授業研究 ―密度概念形成を中心に― 

⑲グリバハル (修士);中国ウイグルにおける物理力アップの実践的研究 ―思考の枠組み形成の教育実践を通して―

2011H233月卒

⑳菅原・・手作り楽器を通した科学的視点の育成の試み 

21佐藤・・小学校理科における濃度概念形成の試み

22木幡・・「粉塵爆発」の教材化の試み

23澤内・・(修士);新規材料によるバイオエタノールツ合成および教材化への応用

2012H243月卒

24佐々木・・サッカー・シュートのベストを探る ―スポーツ・アドバイスの科学的根拠の研究―

2013H253月卒

25黒澤・・介助動作の物理学的根拠の研究 ―介護に関する科学的リテラシー普及の試み―

26村田・・小中学校・物理分野における素朴概念の研究 ―理科好きを増やすために―

2014H263月卒

27荒川・・「放射線リテラシー」の育成を目指す放射線教育の実践

28柿崎・・「実感を伴った理解」を図るための理科教材の研究 ―ものと重さを中心に―

29藤原・・音で実感する電磁誘導の実験装置の研究 ―実感を伴う物理の指導研究―

2015H273月卒

30佐々木・・理科教育におけるメタ認知研究 ―「超能力」を科学で暴く体験を通して―

31高橋・・小学生に「放射線リテラシー」を育成する教育実践






遊園地でサイクロイド体験 ― コーヒーカップの軌跡 ―

コーヒーカップの軌跡・・・・ サイクロイド 曲線

遊園地のコーヒーカップの軌跡を昔研究して論文化しました。今でも興味を持たれている方がいらしゃるので、以下紹介いたします。今後私はこの研究をやることがないので、どなたか引き継いでやって下さることを、今春退職を機に、心よりお願いいたします! 拡大コピーしてお使いください! 文献;数学セミナー1996-7.PP.24-27「遊園地でサイクロイド体験!?」八木一正より









玉川温泉の放射線強度を測定しました!

秋田県の秘湯、玉川温泉は日本一の強酸性(pH1.05)と強い自然放射線による岩盤浴の湯治で有名である。ラジウム温泉でその医学的根拠は分らないが放射線ホルミシス効果を期待して多くのお客さんが訪れる名所でもある。そこの放射線強度を測定しましたので、ご参考にして下さい!

神社下の測定値

我々は福島原発事故以来、目に見えない放射線強度に関して何らかの実感を持ちたくて、様々な自然放射線の実態を調べている。今回は、ここ玉川温泉の放射線強度の実態を隈なく調査しようと出向いた。しかし、驚くなかれ、放射線が強いと思しき所には多くの“真剣な”岩盤浴客でびっしりで調査どころではないことが分った。余命を告げられたガン患者も多いと聞く。その心情を察するとそれ以上踏み込めず断念した。でも、中には測定に協力して下さる方もいたので、可能な限り調べたものだけを公表する。左写真は簡便さで最も人気のある放射線測定器(RADEX)を、地べたに正確を期すために複数並べて測定している所。図は十数か所の放射線強度の結果を棒グラフ的に示したもので、その点の最大・最小値を並べた。今回の測定の最値は6μSv/hであったが、場所によって7μSv/hを超える場所もあるという。

 世界に目を向けると、自然放射線が番強い所はイランのラムサール最大値が29.7μSv/hで平均が1.16μという。きっと玉川温泉と同じように強い所もあれば弱い所もあるという状況ではないかと推察できる。しかし、その最大強度が5倍程度もある。その驚異に対して多くの疫学的調査団が赴いたが、ガンや結核の死亡率が世界平均より低く、「あ~ら、不思議!」という結末である。

 いずれにしろ、福島を支援したい東北人としての我がグループの狙いは、捕え難い放射線強度に関して少しでもその実態を明らかにして人がものを正確に考える材料を提供しようというものです。ただ、とんでもない間違いをしているかもしれません。ご指摘いただけると有難いです。また、今回のものは大雑把過ぎて信用できないという方もいらっしゃると思うが、ぜひ、これを踏まえてもっと正確な調査をして公表して下さることを願っています!

航空機内の放射線強度を測定しました! その2

★前回、ハワイ往復の航空機の放射線強度をご紹介いたしました。その後、皆さんに問題点も指摘して頂き、機内は想像以上にもっと強い放射線を浴びているという新しい話を紹介することにしました。また、ついでに、同じ頃サンフランシスコ往復の測定データもありますので比較のため紹介いたします(下図)。

★何が問題かというと、ここで使用した測定器はガンマ線エックス線での測定を基準にして目盛が振ってあります。ところが、ジェット機の飛ぶ1万m辺りは上記に加えて宇宙線と呼ばれる陽子、中性子、μ粒子、電子などの混合粒子の照射を受けます。特にこっちはエネルギーが大きく直接あるいは壁材との相互作用で間接的に機壁を貫通し、放射線の生体影響(Qファクター)は状況により1.52.0倍にも跳ね上がるそうです。そうすると、実際の目盛より1.52.0倍も多く放射線を被ばくしていることになるのです。機内の放射線強度が2.0マイクロシーベルト毎時[μSv/h]を示しているとすると、実際の体に及ぼす影響は3.04.0μSv/hになるという訳です。マスコミでは1.0μSv/hで大騒ぎになりますが、驚くなかれ、それをはるかに超える放射線を身近なところで浴びていることになります。放射線強度は実感できない量ですが、飛行機の中はこんな感じなんだと、一つの判断材料にしていただければ大変光栄です。

★測定状況・・・2回目は2012年の6月に成田-サンフランシスコ間(約8700km、高度約35000f)を往復(6/106/17)して調査。放射線の測定器は日本製のBELL-ME(CK6)を使用して10分ごとに測定記録し往復のデータを重ねてグラフ化しました。測定器の検出器はSi半導体、線種はγ線で更正。これは瞬時測定には不便ですが、長時間に渡る自動計測や積算値計測が可能で、パソコンに取り込んで処理できる利点があります。教材社ケニス等でも市販され一定の評価を得ている機種です。測定場所は前回の客室ではなく荷物室のトランクの中で自動測定しました。以下で調べると、MAX3.0μSv/h以上かと思われます。比較して我々のデータはかなり小さいことが分ります。

★参考文献;藤高和信「航空機搭乗中の宇宙線被爆」保健物理31-4,PP.463-471(1996)

@航路線量計算システムJISCARD EX http://www.jiscard.jp/data/index.shtml  で一回の飛行での被ばく量が計算できます。それを時間で割ると何μSv/hかも分ります!とても便利!




“遊園地物理”の本を出しました!

★正式書名は八木一正監修「遊園地を科学しよう!」力とエネルギーのひみつを探る、PHP出版、ISBN9784569784120、2014年7月発売
遊園地は「巨大な科学実験室」という認識のもと、ライフワークの一つとして、学校の実験室のチョモチョモしたものと異なるスケールの大きい体験によって21世紀を支えるビッグな子どもを育てようという思いからです。これまで物理好きを増やす地味な草の根運動に長く取り組んできましたが、遊園地の乗り物の楽しさは格別と考え、取り入れてきました。

わたくしの遊園地の本は外国で翻訳されたものも含めてかなりになりますが、今回の本は子どもの調べ学習用として出版されたものです。未来のある子供たちに、ここ岩手から、夢と希望を届けられることを大変うれしく思います。広く活用されることを心より願っております。



ブーメランはジャイロで戻る! 本の再紹介

ジャイロ物理の本を今年の初めに出しましたが、スポーツ分野に分類され、新しい物理というイメージが出てこないので、再紹介させて下さい!

・動かしたい方向と直角に動く現象を、「ジャイロの右手の法則」で理解できることを提唱しました! それはオイラーの数学をモデルにしたものです。少し面倒な3次元の作用反作用の現象で指型を使わないと理解できない世界です。

・ブーメラン旋回の謎、 科学館にあるジャイロの説明、 野球・ゴルフ、スポーツでの不思議な動作、何でもこの法則で納得できるのです! ぜひ興味を持っていただきたいです!















航空機内の放射線強度を測定しました!

★航空機内の放射線強度は地上より高いといわれていましたが、自分でしっかり測定しないと判断できないと思い測定しました。通常1マイクロシーベルト毎時[μsV/h]もあるとと大騒ぎになるのですが、飛行機の中はもっと高いことが分りました。放射線強度は実感できない量ですが、飛行機の中はこんな感じなんだと、一つの判断基準にしてもらえれば、やった甲斐があります!

ちなみに、測定状況も記します。20123月中旬に成田―ハワイ間(約6200km、高度約3500f=10668m程度)を往復(3/153/21)。放射線の測定器は、RADEX RD1503で10分間隔で記録。検出器はガイガー・ミュラー計数管。測定線種はγ線のみ。国民生活センターでも紹介され、使い勝手がよく一定の評価を得た機種です。



航空機内の放射線強度は高度や季節などでかなり異なります。ネットには以下のような測定値の紹介もあります。 http://news.livedoor.com/article/detail/5614039/

やっぱり飛行機に乗ると放射線値は高かった! 最高値で4.19マイクロシーベルト毎時(2011年6月6日)

参考のために、宇宙飛行士は、我々が一年間地上で被曝する放射線を、一日で浴びるといわれています。 1マイクロシーベルトの1000倍の1ミリシーベルトもです。

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