泣けるノスタルジック・ミステリ

一年前に買った本！！木犀あこ先生のホラー文庫です。

放置しすぎて、なかなか読むことがなくて、やっと読みました。

私、ホラー映画が無理なので本なら怖くないかもと思ったけど、ゾッとする怖さですねー。

でも、読んで面白かったです。

木犀あこ先生の本で、角川ホラー文庫で気になる本があるので、読みたいところ…

あらすじ

ワールド・ワンダー・パークでは、不思議なことがよく起きる。

幽霊が見える樋高燐太郎は、唯一のゴースト・ホスピタリティ係の社員として、今日も怪異の対応に追われていた。

ウォーター・ライドで浴びせれる黒い水、異次元につながるという噂の扉、昔の約束を果たしに来た幽霊、見つからない迷子。

ゲストの笑顔を守るため奔走する燐太郎はやがて、パークに秘められた過去に気づく。

夢と感涙のノスタルジック・ミステリ！

ウォーター・ライドの黒い水

黒い水の正体は、なんと昔社員として働いていた幽霊が原因だったということがわかる。

手を合わせるようになったら、黒い水が出てこなくなった。

開かずの十三番扉

牧地に開けてもらった十三番扉。するとそこにいないはずの牧地が後ろにいて

けれど、それはなんと彼方側の牧地であることが判明してーー

本物が追いかけていたようだった。

無事でれた燐太郎は、十三番扉をなくすように働きかけることを決めた。

こういった展開が一番怖い！ゾッとするけど、読んでほしいかも

サーカス・トレインの約束

50代から70代くらいの冬服コートを着ている男性の幽霊に声をかけると、待ち合わせをしているという。そして、燐太郎が息子を見つけた。

清掃員である坂下は、なんと20年前にその2人のチケットにサインを書いていたことも判明した。死んでいるはずの幽霊である父親の姿を認識した。

夜であるということもあったのかもしれない。奇跡が起きたのかもね。

とてもいい話だった。

かくれんぼしよう、ベイリー

迷子になった子供がいて、探すこと2時間後。どうやらゴーストが関わっていたもよう。スタンプラリーをやっていた時の場所と今回のベイリーのハイアンドシークのイベントの設置場所が近いということから導き出されて、やっと見つけた。

読んでいて思ったこと

全体的にホラーではあった。

幽霊が出てくるものって基本怖いものかと思っていたけど、サーカストレインの話はほんわりしていて怖いものじゃなかったけど、ゾッとする場面があってちょっと怖かった。

でも、そんなホラーでも読める人には読める内容ではある。

ゴースト・テーマパークの軌跡