久々に旅行をして、自分を見つめ直す時間が出来、過去を振り返る時間が出来た。
みんなが新しい仕事や、新しい現場など新しい一歩を踏み出して居る中今日は懐古厨してみようと思う。


まず、最初に僕はここがアイドルマネージャー復帰戦だった。気合いを入れて臨んだここの最初は最悪だった。
お世辞にも人気はともかく活気とか楽しさが皆無の場所だった。
目標もなく、やる気もなく見捨てられ何のためにやってるのかなと唖然とした。
そんな入社初日はパームスかなんかのライブを見て悔しく終わった。

そしてメンバーと挨拶した際の助けてほしいとSOSのような目を見て決心した。
自分の持てる力を最大限に発揮して負の連鎖を抜け出してみんなを活気付け笑顔にしようと。
その為にまずは自分の中で目標を定めた。

・モチベーションアップのため頑張った分だけお金をなるべくあげれるシステムを作る。
・個人の給料を◯◯万円以上稼げれるようにする。
・ユニット売上目標を◯◯万円に設定する。
・ワンマンライブを行う。
・地方に定期的に行く。
・ライブ以外のイベントをやる。
・仲の良いアイドルを作る。
・何組かで協力してイベントを作る。

これは今まであまり人には言ったことなかったけど自分の中で目標にしていた。
これを全部クリアできる頃にはある程度人気は付くと確信していた。

と思い入社2日目アホみたいな物販システムを廃止し、チェキ券を作り導入した。
正直これがあって初めてアイドルとして、スタートラインに立たせられた気がした。ってくらいアホなシステムでした。これはちなみに地味に俺が入った事含め最初の分岐点


そして、何日か過ごしてるうちに内情や派閥、一人一人の生活などが分かってきた。
アイドルとして頑張りたい子
声優がやりたい子
舞台がやりたい子
ユニット内にこんなに色んな方向向いているのは初めてで戸惑いがあった。
けど自分が関わった子たちはどうにかしていきたいなと毎日翻弄していた。

そんな中ここで事件が起きる。
メンバー1人の卒業。7人のステージバランスは非常に良く、好きだったので、守ってあげれなかった自分の非力さ未熟さに泣いた。

とは言え卒業式の日に来てくれたあんりすごい嬉しかった。
自分の中では1番期間が短かったけど大事なメンバーの1人でした。


また日は経ち卒業を乗り越えワンマンライブをやることになった。
これは色んな方向を向くユニットが一つになり、新しいスタートを切るチャンスだと思った。

まずはなぎの卒業。
また減ってしまうのかと悲しいけど前向きな卒業。辞める時はしっかり送り出すのが僕のやり方。盛大にやったつもり。

次にれおみゆの加入。
新メンバーオーディションの末に決まった2人。
オーディションでは優等生で期待されていたけれど加入前にもうやめたいとケンカしたれお。
田舎くさいけど垢抜ければ光る気がしたみゆ。
アイドルとは無縁な2人をこの世界に引き入れてしまった責任はでかい。最後まで責任持って見届けると覚悟をした。

そして3rdシングル「Start Again」発表
この曲が2回目の個人的分岐点
とにかく歌詞が強い、ユニットにいつどんな時も合う。
この曲も成長していったんではないだろうか。

とワンマンは目標の100を越え新しい7人の再スタートを切った。


また月日は経ち、最初は軽い気持ちで応募した、愛踊祭。これが3度目の分岐点。
舞台やライブがある中練習に励む毎日。
喧嘩もあった、行き違いもあった、本番まで不安もあったけど、ステージが始まった瞬間自信に変わった。
格上もチラホラ居る中、他を圧倒するパフォーマンス、これはもしかしてと頭をよぎる。
彼女たちはやりました。オーガナイズ賞&優勝、なんならweb評価もダントツだった。
初めて多くの人に評価され、喜ぶメンバー、泣きながらコメントする姿を見てもらい泣き。

地区優勝から一息せず、すぐ本戦に向けて準備が始まる。
本戦は2ndワンマンの前の週だった。
また忙しい毎日が始まる。
舞台やらライブやらに加えレッスンの日々。
TDCホールでの舞台に全てをかける6人。
カッコいいじゃないか、青春真っ最中だった。

そして本番。
優勝は出来なかったものの、自分の目にはパフォーマンス、ファンとの一体感どこにも負けない一番だった気がした。
結果が全てじゃない。
この期間に得た物は計り知れない。
一生の自信に繋がったであろう。


そして愛踊祭も終わり2ndワンマンライブ。
また卒業者が出てしまった。
エース的活躍のちょっと立派な前歯のりんか。
あとから1人で加入し努力した、大学との両立に苦労したあまね。
どちらも惜しい人材だが、感謝している。

そして集客目標200人と前回の倍の数をクリアし、新曲、新衣装発表「イノセントブルー」知り合いのマネージャーにどうにかお願いして実現に至りました。
爽やかな夏にぴったりなソングで発売は10月でしたが、非常にステキな曲でした。


そして、また月日は経ち、活動休止発表これが4度目の分岐点。

ここからは新しいことと終わりなことの連続。
メンバーとファンの方と試行錯誤しながら過ごしたすごく濃密な2ヶ月間でした。
この中から何個か振り返りたい。

・4大2マン
1月と3月に行った、まぼてん、まじばん、81との4マンのメンバーに加え仲良しのせれちゅを加え4回行った。
・81 UTAGEIのコラボはすごい楽しくてでマネも良い奴2人でしかもじゅりちゃんラスト対バンで最高でした!
・それちゅ 天地無用の落ちサビの盛り上がりは神。せれちゅが最初出来ないと言いながら本番では完璧にやりとげるせれちゅさすがです。
・まじばん 一度やって見たかったSEからのあいまい。4人の普段のカッコ良い雰囲気からの代アニ衣装、ギャップがかわいい素敵。

・まぼてん もう全員仲良し。デュエットも4組とも味が出て良かった。ゆみのさんとまゆのU&Iは非常に刺さる内容でした。(元けいおんヲタ)
ワンマンも行ったし、ワンマンも来てくれたし、花も出したし、花もあったし、知らぬ間に出演したりするし他所のアイドルの枠を越えてました。
それを踏まえてラストイベントにふさわしい相手でした。ありがとう。

この4組は仲間、ファミリーみたいな感じに感じでいて、後半は敢えて僕もタメ語で話しかけていました。
2019年1番の変化は4マンかもしれないです。

・ゴールデンウィーク
最後だしの精神で期間中全部イベント入れたろと思いました。やるからには全部来てほしいとのことで特典を付けることにしました。
意外に価値観を大事にしていて、今まであまり物販の接触以外機会を控えて居ましたが、ここで謂わゆるデート券的なのを付けました。
行った人にしかわからない特別な時間を過ごせたと思います。付き添いで見ていましたが1人1人すごく楽しそうで羨ましかったです。

そしてGWの間にしおりソロ、名古屋、とちあになど非常に忙しい毎日が続いた。
特にとちあには毎年出演させてもらっているが今年はサブステージでライブをさせてもらい、ソロもやり、1番楽しかったかもしれない。(来年春はとちあにオリオンスクエア改装によりないらしい)

毎日毎日お客さんやメンバーに会うに連れて自分の中で本当の学校のように感じるようになった。今日は〇〇がいない、欠席かぁと出席簿を付けているように思っていました。
そんな毎日が続いているうちに責任感が生まれ、みんなを楽しませなくちゃ、喜ばせてあげたいと思ううちにこの現場が大好きになった。
正直嫌いな時期もあった。
割りに合わない、やりづらい仕事環境、めんどくさいの連続で投げ出したい時もあった。

でもこの時期に僕は考え方が変わり責任感が生まれ本当のマネージャーに慣れた気がした。

・りな生誕&牧場ツアー
りな生誕多くの仲良しアイドルが出演してくれた。生誕委員も頑張ってくれた。
色々あった昨年頑張ってくれた人も物販に来てくれた。感謝感謝。
そして初めてのバスツアー。まずバスのレンタルを初めてして非常に良い経験になった。
迎えた当日引率の先生として、副担を連れバーベキュー、バター作り、乳搾り、触れ合いをし、最後には自らバンジージャンプをし、楽しい楽しいバスツアーになった。プロデューサー流石っす。

他にも、しおりソロからの打ち上げ、みゆ運動会、まゆお疲れ会、など特別な時間を多くの方と過ごすことができて楽しかった。


そして迎える卒業式。
まず、準備。
今回は完璧なものを作りメンバーを送りだしたいと思った。そのためには1人では不可能と感じファンの方に協力を依頼した。みんな快く引き受けてくれ、卒業委員会が発足された。各グループに分かれ、卒業アルバム、お花、メッセージカード、ラバーバンド、Tシャツ、等身大パネル、会場装飾など全員が一丸となり一つの事に全力を注ぐ。当時自分の卒業式にここまで準備をしたことがあるだろうか。考え深い。
メンバーの夢を全て叶えてくれた皆様本当にありがとう。

さてファンの方が頑張ってくれてるので自分も最大限の力を発揮しなくてはいけない。
進行、動画、卒業証書、小道具、演出、装飾などらしさを全開に毎日のイベントの中準備をした。

それに応えてくれるように、全力で最高なパフォーマンスを見せてくれるメンバーの4人。歴代の曲にいつもの曲に天使にふれたよなど、全部が名場面。会場が一つになり、最高な空間なんだけど誰しもが終わって欲しくない、もっと見たいと思う空間。全ての思い出が交差して一生の忘れられない思い出と記憶になった。

そうして、卒業式は最後に全員の気持ちを背負い「Start Again」を歌い幕を閉じた。

がまだまだこの日は終わらない。
バタバタと物販をし、西麻布に移動。謝恩会の始まりです。謝恩会では綺麗なドレスを着せてあげたいと思いメンバー各自に着たいドレスを決めてもらい準備してもらいました。

謝恩会の中身に関しては…卒業式の準備もあり、ギリギリまでノープランで進めていました。が乾杯、挨拶、くじ引き、1曲披露などなんだかんだ楽しい時間になった。
そして物販。大体22時半に終ろうかなと思っていたところメンバーから最後だから終電ギリギリまでやらせて欲しいと言われ、断る理由がなかった。気づけば夜中24時。時間がなく帰ってしまった人すみません、最後まで残ってくれた人ありがとうございます。

そうして6月29日は終わった。
家に帰ったのは夜中3時半やりきった。終わった実感もなく終わりました。


こうして僕の仕事は終わりを迎えました。
すごく濃密な時間でした。今まで色々なアイドルを見て来ましたが、活動終了まで見るのは初めてだったし、ここまで1人1人と向き合って過ごしたのは初めてでした。僕を人生経験的にも、見た目的にも()成長させてくれた大事な場所でした。
最初に自分が掲げた目標も全てクリアはしました。僕が入って良くなったかは、定かではありませんが、僕は楽しかったです。

ここでの時間はあまり学生時代など直向きに一つの事にのめり込む事がなかった自分に与えられたもう一つの青春時代だったのかもしれない。

本当にありがとうございました。そしてこれからも仲良くしてください。

以上!

なべでした。