88年前のちゃんちゃんこ | 八重の看護 訪問日誌 江別の訪問看護ステーション

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訪問看護ステーション 八重の看護の訪問日誌です。

 おはようございます、八重の看護です!

とうとう、来てしまいました。
冬将軍来たる!!
‥来なくていいのに〜とツルツルの道路を眉間にシワを寄せながら走っていますチュー

 訪問ではいつも
暖かいお宅にお邪魔させて貰っているのですが、
先日、98歳の方のお宅にお邪魔した時の事‥
居間から少し離れた
ご自分のお部屋でお便が出にくい為
お腹のマッサージ等を
します。
「ここは寒いから暖かくしなさい」と
押入れから
な、なんと
88年前、奉公に出る際、ご自分で作ったちゃんちゃんこを
出して下さり
持っていきなさい、と言って下さったのですが
そんなとんでもない、
そんな想いの詰まったちゃんちゃんこ
そんじょそこらの1980円で売ってる
ペラペラのちゃんちゃんことは訳が違う
とんでもございませぬ〜
持って行けませぬ〜 
という事で
毎度お邪魔させて貰った時に
毎度着させて頂いております。



88年前に作られたちゃんちゃんこは
利用者さんの色々を見てきたのだな、と思ったら感慨深く感じずには
いられませんでした。
優しい気持ちとちゃんちゃんこで
ホッコリ暖かくなりましたほっこり

そしていつも寒い寒いと仰っる
利用者さんは
あの手この手で防寒を考えており
見て下さい、
私は一度もこんな風に考えた事は無くて‥

靴下の中に
布団のワタを入れて履いているんです。
なんせ、この
エコな再利用が
さすが、大正の女!!
使い捨てるのでは無く、
布団のワタを再利用するなんて
凄い!としかいい様がない!びっくり
色々な事を考え生活しているので
98歳まで
在宅で暮らせているんだな、と
感心させられる事が多々あります。
そして
また今週も二度、
88年前のちゃんちゃんこを着て
訪問させてもらいます^_^