<記事の見出し> 長者接種疫苗後已27死…猝死日增 打氣驟降 ★聯合新聞網2021年6月18日 週五 上午7:37
――《日本語訳》 高齢者27人が接種後に死亡 ワクチン打つ意欲一気に低下/台湾
日本から寄贈されたアストラゼネカ(AZ)製ワクチンの接種がこの15日から台湾全島で実施されている。主要な接種対象となっているのは、75歳以上の高齢者である。
一般市民を対象にした公費のコロナワクチンの接種は台湾にとっては初めてのことで、会場には大勢の市民が押し寄せる風景が報道されるなど、歓迎ムードが広がっていた。ところが、17日夜までに27例の死亡例が報告され、高齢者の間に不安感が広がっているという。
「長者」は、高齢者の意味。AZ疫苗はアストラゼネカ製のワクチン。「猝死」は突然死。「打氣」は色々な意味でつかわれるが、ここでは漢字の通り「打つ意欲」の意味だろう。それが「驟降」、すなわち急に落ちたと称する。
これに対し、政府の指揮センターは、台湾全体で日頃から一日二百人程度75歳以上高齢者が自然死しており、驚くべき数字ではない。感染した場合高齢者の致死率は22.7%に達しており、打つリスクより打たないリスクの方がはるかに高い、「打つべし」と強調する。
<記事の見出し> 接種疫苗後死亡通報達49例 4例解剖證實無關疫苗 ★Yahoo奇摩(速報)2021年6月19日 週六 下午3:41
――《日本語訳》 AZワクチン接種後の死亡49例に 解剖の結果4例は接種とは無関係確認
台湾政府コロナ対策指揮センターによると、アストラゼネカ製のコロナワクチン接種後に死亡したとする通報を6月18日、24例を受けた。いずれも接種後3日以内に死亡している。これでAZ製ワクチン接種後の死亡例は累計49例だが、現在のところ接種との直接的な因果関係は確認できないという。また実際に4例は解剖の結果、接種と無関係と確認された。
台湾では日本からのワクチン提供を受けて、15日より一般市民を対象にした公費の接種が始まっている。当面の主な対象者は75歳以上の高齢者であるが、死亡者が日に日に増えていく事態に、台湾では不安が高まっている。
この日の24例の死亡例のうち20例が75歳以上で、いずれも慢性疾患の患者であったと政府は強調する。
<記事の見出し> 國內接種AZ疫苗後猝死累計67例 多為高齡且有慢性病 ★2021年6月20日 週日 下午5:03
――《日本語訳》 AZ死亡例67人に 台湾政府:多くは慢性疾患のある高齢者
台湾政府「中央流行疫情」指揮センターがこの20日公布したところによると、この日、アストラゼネカ製ワクチン接種後の死亡例が18例通報された。いずれも接種後四日以内の死亡確認で、うち15 例が75歳以上の高齢者だった。
これで15日以降日本提供のワクチンで、累計67人が接種後に突然死していることになる。20日に75歳以上の高齢者でワクチンの接種を受けた人は約三万人だという。
いずれの報道を見ても、どの程度の確率で死亡者が出ているのか不明確なままであり、市民の不安は高まるばかりだ。
そうしたなかアメリカから提供されたモデルナ製のワクチン250万回分が20日午後4時30分桃園空港に到着した。