嘘をつく事は悪い事である。

そんな話は聞きたくなかったと言う。

なぜ話してくれないと責め立てる。

どう在りたい?
質問者があきらめる他ないではないか。
スープカレーが胃に、ヒリヒリとした穴を焦がす。



ワタシノ心ノ知ラヌ吹雪ガ噛ミツクノ



うるさい、だまれ。

ご都合主義者の論述にほんの数滴の真実を垂らして、正解と勝利を仕立て上げる。

本当の所など誰もどうだっていいのだ。
それが幸福であると知っているのだ。



いつだって脳の中にはいらない理屈が溢れてる。
無駄は承知の上なのに

偶然見かけた共犯者
実のところは被害者で
被疑者の眼鏡がニヤリと光る

フツフツと沸く高揚感
ネバネバに塗られたその顔に
ドロドロの脳をかき混ぜて
「やあ、元気かい?」
と息を吐く

張り詰めた顔に笑いかけ
「サヨナライツカ、マタイツカ」

背中の火の粉を見送って
いつか燃え散る響く予報
ハズレを探すアタリくじ

カチカチ山の最後が消えて
うまくいくよう、うまくいくよう

慎重に重ねて閉じた口は
僅かな穴からどうしようもなく流れだす
たっぷりと満たされたそれを
胃に収める限界を感じながら
それでも吐いてはいけなかったのだ

脳の1人が歯ぐきをむき出し
とろけた夢を語りかける
そいつが現実では無いことを知っている
知っているだけでは落とせないこびりつき
時々なぜてタオルにくるむ

堂々巡りの無意味の意味の
救いを求めて見つからない

救う意義がないからだ
救われるほど
誰かの意味にないからだ

腐るほどに