もういなくなってしまった赤ちゃんだけど、赤ちゃんがお腹に居たという記録を残したくて、
ブログに書くことにした。
妊娠が分かったのは
子作りを始めてちょうど1年目。
ほぼ正確にきていた生理がこない、胸が張り続けている・・
もしかしてもしかして赤ちゃんできた!!!??
一日も早く検査薬を使いたかったけど、
今まで何度もフライングしては涙を見るという経験をしているので、
検査薬に書いてある「生理予定日から一週間後」を我慢して守り、
仕事休みの日に朝一でドキドキしながら検査・・・。
2014年1月14日
なんと、夢にまで見た陽性反応!!夢にまで見たブルーライン!!!
トイレで思わず涙ぐむ。
主人にはビックリさせたかったので、
「赤ちゃんできたかも・・・❤」というメモとブルーラインの検査薬(透明袋に入れて)
をかわいいBOXに入れて、帰宅したら、プレゼント❤と言って渡すことに☆
・・・主人帰宅。
サプライズ実行。
一瞬時間が止まり、、「・・・マジで!!?」「・・・嬉しいなぁ」と
何だかまだ夢の中のような反応^^
それでも嬉しそうにお腹をなでていた。
「もうお酒飲まれへんなぁ~^^」
「俺、種無し じゃなかった~^^」
なんて言いながら二人でめっちゃ笑った。
陽性反応が出て一週間後、婦人科で検診。
尿検査、血圧測定をして、いざ内診へ。
昔から病院というものにほとんどお世話になることが無かったので
痛いのは嫌や~って思いながら緊張・・・
「横のモニター見てくださいね~」
2ミリの小さな小さな赤ちゃんがうっすらとなんとなく
ピクピク一生懸命動いているのが見える。
またまた涙ぐむ。嬉しい。
「2週間後にまた来てください」
この時点で6周目だった。
病院を出てすぐエコー写真を主人にメール。
すぐさま電話がかかってきて
「嬉しいなぁ~ほんまにおるねんなぁ~
小栗旬みたいなん出てくるかなぁ~
ローラみたいなん出てくるかなぁ~」
「そんないい顔は出てこーへんやろ~笑」と私。
「とにかく気をつけて帰りや☆」
それからは今までより身体を温めるようにして、
湯船にちゃんと浸かって、
お義母さんからもらった”ハイゲンキ”を欠かさず飲んで
赤ちゃん中心の生活を送った。
主人もお茶碗洗ったり、洗濯したり
休日の朝はお魚を使った健康的な食事を作ってくれたり
今までより家事を手伝ってくれる。
それからしばらくして、ずっと張っていた胸の張りが無くなっていた。
ふにゃふにゃになっていた。
こういうことはあるのかな~とネットで調べてみた。
でもそれで流産しちゃった人がいたり、元気な赤ちゃん産んだ方がいたり
それぞれだった。なんだかちょっと不安になってしまった。
明日で2週間☆どれくらい大きくなってるかな~って楽しみにしていた前日、
出血した。茶色ではなくしっかり赤い鮮血だった。
動揺しまくってとりあえず病院に電話。夜診に来てくださいとのことだった。
出血してしまったから病院に行ってくると泣きながら主人に電話した。
内診。。
「う~ん・・・動いてるか見えないなぁ~」って先生が言ってる。
「動いてるように見えるんやけどなぁ~」って安心させる為かゆってくれる。
でも・・・動いてるようには見えなかった。
8週1日目、4ミリだった。
2週間で2ミリしか成長してない・・
でも計算がずれてるだけかもしれないし・・
出血が続いたら1週間後、止まってたら2週間後に来てくださいとのことだった。
ネットで色々なワードでたくさん調べた。
でもやっぱり人それぞれ。
とにかく赤ちゃんを信じよう。
お風呂に入ってお腹をなでながら
「大丈夫やで~おっきくなるんやで~」と喋りかけた。
主人にも喋りかけて~ってゆったら
「ハロ~~~~」ってゆってた笑
「もしあかんくても、初めての妊娠はあかんことが多いっていうし
色々気をつけて生活してるしやることはやってるから
○○のせいじゃないからな。」って主人がゆってた。
今思えば、あかんこともあるんやって少しだけ心構えができるように
ゆってくれてたのかな~。
出血はあの一度きりで止まっていたので仕事したりいつも通りの生活をしていた。
もうすぐ前の検診から2週間がたつという2月14日バレンタインの日、
職場でトイレに行った時、また出血した。けっこう多めの量だった。
どうしよう~と泣きそうになりながら上司に報告。
すぐに病院に行かせてくれた。
主人にも病院に行ってくると報告。
「今日の雪にびっくりしたんちゃう~
寒さに驚いてるだけやで^^」
「ほんまや、そうかもね!」
この日は、京都でも珍しく雪が降り積もったとっても寒い日だった。
なんだか嫌な予感しかしなくて病院に行くのがすごい嫌だった。
内診。
9週1日で5ミリ。ほとんど成長してなくて動いてもいなかった。
「動いてるの見えないなぁ~流産かもなぁ~」っていう先生の声が聞こえる。
必死で涙をこらえた。
「念の為、あと一週間様子見てみよう」と先生が言ってくれた。
その日、お風呂に入りながら涙が止まらなくてワンワン泣いた。
次の日、朝は抜けられない仕事があったけど、早退して!と上司が言ってくれたので、
昼過ぎに家に帰らせてもらった。
夕方、お腹が痛くなってきた。
生理痛のひどいバージョンと、お腹に空気が溜まって出ていかない痛さ。
ダブルの痛さが襲ってきて、普通に立っていられないくらいだった。
前日の出血から普通の生理2日目のような出血が続いていた。
どんどんどんどんお腹が痛くなってソファに横になりながら痛すぎて涙が出た。
お腹が痛すぎてご飯もあまり喉を通らなかった。
陣痛とはこんなものかもしれない・・と思うほどの痛さ。
もちろん陣痛の方が痛いと思うけど、痛さが波のように襲ってくる。
そして夜、トイレに行った時、ボトッと塊が落ちた。
びっくりして思わず「ひぇっ!!」って声が出た。
自然流産・・・??あまりに突然だった。
拾おうかと思ったけれどティッシュにまみれて奥の方に行ってしまって拾えなかった。
主人に「赤ちゃん出ちゃった・・」と報告。
その日は夜中じゅう、お腹の痛みであまり寝れなかった。
1時間おきにトイレに行ってナプキンを変えた。
何回かに分けて塊も出てきた。
次の日はちょうど休みの日曜日。
お腹のものが出切ったからか痛みもかなりやわらいでいた。
そして月曜日には痛みもなく、普通に仕事に行けた。
次の休みに病院に行って内診をしてもらうと、やはり赤ちゃんはいなくなっていた。
もう泣かない。大丈夫と思っていたのにやっぱり涙が出た。
「自然流産だね。子宮に少し血液が残っているから出すための薬出しとくね」
と薬をもらって帰った。
とってもショックだけれど、初めての赤ちゃんは色々なことを経験させてくれた。
色々な事を教えてくれた。と少し前向きになれてる。
でも何といっても、本当に私の身体の事を考えてくれた子だった。
つわりの症状も全く無かったし、自然流産をさせてくれた。
私が病院が苦手なのを知っていたのかな・・。
痛みも流産の時だけで、仕事も早退しただけで普通に行けた。
もうちょっと迷惑かけてくれても良かったんだけどな・・
でもだから思ったよりショックがマシなのかな・・
よく赤ちゃんはまた戻ってきてくれるというけれど、
次にまた妊娠してもそれは今回とは違う赤ちゃん。
たった9週でいなくなっちゃったけれど、一生忘れない。
今回、たくさん家事をしてくれたり、笑わせてくれたり、
支えてくれた主人にも本当に感謝。
